10月31日（金）に全国公開を迎える映画『爆弾』の公開直前イベントが10月24日（金）、東京・新宿の西武新宿ペペ広場で開催され、主演の山田裕貴と佐藤二朗がサプライズ登場。ゲリラ的にチラシ配りと街頭トークを行い、突然の雨にも負けない熱気に包まれた。

西武新宿駅前の広場に突如姿を現した山田と佐藤は、「『爆弾』観てください、お願いします！」と笑顔で声をかけながら、自らの手でチラシを配布。思わぬ直接アピールに通行人たちは次々と足を止め、驚きと歓喜の声を上げた。広場は瞬く間に興奮の渦に包まれ、映画への期待が一気に高まった。

続いて2階ステージで行われたトークイベントでは、劇中で緊迫の心理戦を繰り広げる2人が一転、息の合った掛け合いで観客を魅了。山田は「『爆弾』を広めるためにやってきました！あいにくの雨ですが、映画の不穏な空気にはぴったりかなと」と語り、佐藤も「天気予報は晴れだったのに！『爆弾』が雨を降らせたのかも（笑）」とユーモラスに応じ、会場を笑いに包んだ。

山田は“夢だった”というチラシ配りを振り返り、「自分の作品のチラシを配るのが夢だったので、初めて配れて嬉しかったです。たくさんの方々に広まるといいなと思います」と笑顔。佐藤は「学生時代にポケットティッシュ配りのバイトをしていたので、今日はその“ハイテクニック”を披露できました」と笑いを誘った。

佐藤は「上京して初めて住んだのが野方で、映画の舞台である野方警察署にも縁を感じます」としみじみ語ると、山田も「西武新宿近くの居酒屋でアルバイトしていたことがあって、外で呼び込みもしていました」と懐かしそうに笑い、地元エピソードで観客との距離をさらに縮めた。

公開を目前に控えた今の心境について、山田は「今までで一番反応が熱いです。感想の熱量がすごくて、自分もめちゃくちゃ期待しています」と胸を張る。さらに、「この役は“絶対に山田君だ”と指名していただいて本当に嬉しかった。二朗さんとのセッションも楽しくて仕方なかった。観た後の衝撃がどデカい映画なので、“『爆弾』観た？ヤバいよ！”と自然に広まる気がしています」と笑顔で語り、作品への自信をのぞかせた。

佐藤も「原作が悪魔的に面白くて、社会派でもあり、人間の闇も描いている。とにかく“信じてくれ、面白いから！”です。音にもこだわっているので、ぜひ劇場で体感してほしい」と呼びかけた。

イベントの最後には、2人が街頭演説のようなスタイルで観客に全力アピール。佐藤が「みなさーん！佐藤二朗でございます！どうか皆さんの一票を『爆弾』に！」と声を張り上げると、山田も「新宿のみなさん、雨の中ありがとうございます！『爆弾』は今年とんでもない衝撃を生む作品になると思っています。ぜひ皆さんの“一票、一チケット”を持って劇場に！」と力強く呼びかけた。その瞬間、新宿の街は歓声と拍手に包まれ、まるで映画のタイトルのように“爆発的熱狂”が広がった。

■作品情報
『爆弾』
出演： 山田裕貴、伊藤沙莉、染谷将太、坂東龍汰、寛一郎、片岡千之助、中田青渚、加藤雅也、正名僕蔵、夏川結衣、渡部篤郎、佐藤二朗
原作： 呉勝浩「爆弾」（講談社文庫）
監督： 永井聡
脚本： 八津弘幸、山浦雅大
主題歌： 宮本浩次「I AM HERO」（UNIVERSAL SIGMA）
配給： ワーナー・ブラザース映画
公開日： 2025年10月31日（金）全国公開

©呉勝浩／講談社　2025映画『爆弾』製作委員会