當真あみ「死ぬまでには空を飛んでみたい!」初主演映画の公開に笑顔と涙

「令和イチ泣ける」と話題の芥川なお原作を映画化した『ストロベリームーン 余命半年の恋』が、10月17日(金)に全国公開を迎えた。丸の内ピカデリーで行われた初日舞台挨拶には、主演の當真あみ、齋藤潤、池端杏慈、中条あやみ、伊藤健太郎、田中麗奈、そして酒井麻衣監督が登壇。月形の“ムーンくす玉”が弾けるサプライズ演出もあり、温かな笑顔と涙に包まれたイベントとなった。

初主演を果たした當真は、「撮影から1年が経って、公開が近づくにつれてワクワクしていましたが、昨夜はドキドキして眠れませんでした」と正直な胸の内を明かし、「こうして皆さんにお越しいただけて嬉しい気持ちでいっぱいです」と満面の笑み。その清々しい姿に、観客からは温かい拍手が送られた。

當真演じる萌の恋人・日向を演じた齋藤は、「原作を読んだ時から大好きな作品。日向を演じられて本当に幸せでした」と感慨深げに語る。撮影当時を振り返り、「キャストやスタッフの方々に支えられて、日向として生きることができた」と充実感をにじませた。

13年後の“麗”を演じた中条は、「若手キャストの3人が本当に素敵で、私が言うことは何もないくらい」と笑顔で称賛。「映画を観ていて本当に楽しそうで、私も高校生役で出たかったくらい」とお茶目に語ると、会場には笑いが起きた。その隣で伊藤健太郎が「歳のせいかな」とつぶやき、さらに笑いが広がった。

主演の當真の母親役を務めた田中麗奈は、「あみちゃんは本当に純粋でまっすぐな子。見ていると自然と母親としての愛情が湧いてきました」としみじみ語る。「辛いシーンもありましたが、母親の気持ちを自分自身に重ねながら演じました」と、その深い思いを口にした。

トークテーマ「2025年残り2ヶ月で叶えたい願い」では、伊藤が「スカイダイビングで空を飛びたい!」と元気に宣言。中条が「この映画をたくさんの人に観ていただくことが願い」と真摯に語る中、伊藤は「皆さんずるいですよ!」と汗をぬぐい、会場は笑いに包まれた。すると齋藤も「僕も空を飛びたい(笑)」と合わせ、「でも一番の願いは映画の大ヒットです!」ときっぱり。

当日のトーク終盤、當真は「私も死ぬまでには空を飛んでみたい(笑)」と無邪気にコメントし、観客の笑顔を誘った。「好きなことやものに熱中できる時間が欲しい」と語りつつ、「キャスト、スタッフ、ファンの方々の愛が詰まった作品。まっすぐに受け取っていただけたら嬉しいです」と感謝の言葉を贈った。

イベント終盤には、月を模した“ムーンくす玉”が登場。當真と齋藤の掛け声「ストロベリームーン 余命半年の恋!」に続き、観客全員で「公開おめでとう!」と祝福すると、くす玉が弾けて会場は歓喜と涙で満ちた。最後に酒井監督は「目の前の人を大切にしたいと思ってもらえる作品になりました」と語り、拍手喝采の中でイベントは幕を閉じた。

■作品情報
タイトル: 『ストロベリームーン 余命半年の恋』
公開日: 2025年10月17日(金)全国公開
原作: 芥川なお「ストロベリームーン」(すばる舎)
脚本: 岡田惠和
監督: 酒井麻衣
音楽: 富貴晴美
主題歌: ORANGE RANGE「トワノヒカリ」(Sony Music Labels Inc.)
出演: 當真あみ、齋藤潤、杉野遥亮、中条あやみ、池端杏慈、黒崎煌代、吉澤要人、伊藤健太郎、泉澤祐希、黒島結菜、池津祥子、橋本じゅん、田中麗奈、ユースケ・サンタマリア
配給: 松竹

©2025「ストロベリームーン」製作委員会