「消えるのは愛か、世界か」芥川賞作家・村田沙耶香の衝撃作を映画化『消滅世界』特報&場面写真解禁!

芥川賞作家・村田沙耶香氏によるベストセラー小説『消滅世界』が初の実写映画化。監督・脚本を務めるのは、ミュージックビデオやドキュメンタリーで独自の映像美を築き上げてきた川村誠。配給はNAKACHIKA PICTURESで、公開日は2025年11月28日(金)に決定しました。

約20秒の特報映像では、「生殖は人工授精」「恋は二次元」「性が消える時」「結婚も家族も消える」といったショッキングなテキストが映し出されます。最後には「消えるのは——愛か、世界か」という言葉で締めくくられ、観客の想像力を大きく刺激する仕上がりになっています。これまでベールに包まれていた本編の一端が明らかになり、さらなる続報への期待が高まります。

あわせて3点の場面写真も公開されました。栁俊太郎演じる朔が会話中に突然体調を崩し、雨音(蒔田彩珠)が心配そうに見守る緊迫のシーン、恒松祐里演じる親友・樹里と雨音が同窓会に参加し、うつむく雨音に寄り添う姿が印象的なカット、結木滉星演じる水内と学生時代の雨音がノートを覗き込む場面。二人の視線が何を見ているのか、物語の鍵を予感させます。

主演は蒔田彩珠。夫・朔を栁俊太郎、親友の樹里を恒松祐里、同級生・水内を結木滉星が演じるほか、富田健太郎、清水尚弥、松浦りょう、山中崇、眞島秀和、霧島れいか、岩田奏ら実力派キャストが集結。個性豊かな登場人物が織り成す人間模様に注目です。

■作品情報
タイトル:『消滅世界』
原作:村田沙耶香「消滅世界」(河出文庫)
監督・脚本:川村誠
出演:蒔田彩珠、栁俊太郎、恒松祐里、結木滉星、富田健太郎、清水尚弥、松浦りょう、岩田奏、山中崇、眞島秀和、霧島れいか
撮影時期:2024年6月8日~6月23日
公開日:2025年11月28日(金) 新宿シネマカリテほか全国公開
配給:NAKACHIKA PICTURES

ストーリー:
人工授精による出産が常識となり、夫婦間の性行為がタブー視される世界。性愛は家庭の外か二次元で消費される時代に、「愛し合った末」に生まれた雨音は、母への嫌悪を抱えながら“清潔な結婚生活”を望む。しかし、夫と移り住んだ実験都市〈楽園(エデン)〉で、その日常は大きく揺らいでいく——。

©2025「消滅世界」製作委員会