世界トレンド1位を獲得した伝説の連続ドラマが、ついに劇場版としてスクリーンに登場。『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』の完成披露上映会が、8月18日（月）にTOHOシネマズ新宿で開催された。脚本・監督・編集・出演を務めたオダギリジョーをはじめ、池松壮亮、麻生久美子、永瀬正敏、佐藤浩市ら豪華キャストが登壇し、ファンに向けて撮影秘話や本作への熱い思いを語った。

主演の池松壮亮は「この日までとても長い道のりでした。まさかこんな遠い所まで来られるとは…」と感慨深く語り、コロナ禍から始まったドラマシリーズを経て劇場版に至るまでの道のりを振り返った。

オダギリジョーは、永瀬正敏が撮影した写真をあしらった特製の旗をマントのように羽織って登場。「気合を入れて旗を作ってきました。6万円です」と会場を沸かせ、佐藤浩市や麻生久美子との軽妙な掛け合いに笑いが絶えなかった。

麻生久美子は「劇中で本格的なダンスに挑戦しました。とても大変でした」と新たな挑戦を披露。永瀬正敏は「ドラマシリーズからスケールアップしまくりです。SNSで感想を書く時は匂わせで宣伝してください」と呼びかけ、佐藤浩市は「脚本の稿を重ねるごとに製作費が膨らんでいて驚いた」とスケール感を強調した。

イベントではキャッチコピー「世の中には、不思議があふれている」にちなみ、登壇者が“自分に起きた不思議”を紹介。麻生は「前世の記憶のように、ずっと同じ景色が頭に浮かぶ」と神秘的な体験を告白。佐藤は「一度無くなった企画が蘇るなど、僕らの仕事には不思議が多い」と俳優ならではの経験を披露。永瀬は「毎年夏になると同じ場所を虫に刺される」と笑いを誘い、池松は「螺旋階段で雄ライオンに追いかけられる夢を繰り返し見る」とユニークな夢の話を語った。オダギリ自身も「永瀬さんと仕事をする前に、同じ建物に4年住んでいたことがある」と奇妙な縁を振り返り、場内を沸かせた。

池松は「シリーズを期待すると裏切られます。破天荒で型破りな作品。オダギリさんの芸術性が詰まっています」とアピール。そして最後にオダギリジョーが力強くコメント。「一回ではわかりにくい映画かもしれませんので、2回、3回観てください。すべて劇場のために設計してあるので、テレビやパソコンで観たら絶対に面白くない。もし友達がテレビで観ようとしていたら止めてください。なんなら僕がムビチケを送ります」映画館で観ることの必然性を強調し、会場は大きな拍手に包まれた。

■作品情報
タイトル：『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』
公開日：2025年9月26日（金）全国公開
脚本・監督・編集・出演：オダギリジョー
出演：池松壮亮、麻生久美子、本田翼、岡山天音、黒木華、鈴木慶一、永瀬正敏、佐藤浩市、嶋田久作、宇野祥平、香椎由宇、吉岡里帆、鹿賀丈史、森川葵、髙嶋政宏、菊地姫奈、平井まさあき（男性ブランコ）、深津絵里 ほか
制作プロダクション：MMJ
配給：エイベックス・フィルムレーベルズ

© 2025「THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE」製作委員会