『道行き』NY「ジャパン・カッツ」で大林賞受賞!2026年2月劇場公開決定

第28回PFFプロデュース作品『道行き』(監督:中尾広道)が、今年7月にニューヨークで開催された北米最大の日本映画祭「ジャパン・カッツ」にて、最優秀作品賞にあたる「大林賞」を受賞しました。主演は俳優・ミュージシャンとして活躍する渡辺大知、そして文楽人形遣いの人間国宝・三代目桐竹勘十郎が役者としてスクリーンデビューを果たす注目作。2026年2月に劇場公開されます。

「大林賞」は、故・大林宣彦監督の名を冠し、独創性と将来性を兼ね備えた映像作家に贈られる賞。審査員は『道行き』について、「ドキュメンタリーとフィクション、過去と現在、視覚と聴覚など多様な要素を織り交ぜながら、過疎化に瀕する日本の町を描いた完成度の高い作品」と高く評価しました。

監督の中尾広道は「敬愛する大林監督の名を冠した賞をいただけて大変嬉しく思っております」と喜びを語っています。

本作は、奈良県御所市を舞台に、大阪から移住してきた駒井(渡辺大知)と、地元で暮らす梅本(桐竹勘十郎)との交流を通じ、町や家に流れる時間、そして忘れていた風景を描き出す物語。脚本・監督・編集を務めた中尾広道は、『おばけ』でPFFアワード2019グランプリを受賞し、国内外で注目を集める新鋭です。

■映画情報
タイトル:『道行き』
脚本・監督・編集:中尾広道
出演:渡辺大知、桐竹勘十郎、細馬宏通、田村塁希、大塚まさじ
スタッフ:撮影/俵 謙太、照明/福田裕佐、録音・整音/松野 泉、美術/塩川節子、衣装/田口 慧、ヘアメイク/根本佳枝、助監督/内田知樹、プロデューサー/天野真弓
公開日:2026年2月
製作:第28回PFFプロデュース作品(旧称:PFFスカラシップ)
出演:渡辺大知、桐竹勘十郎、細馬宏通、田村塁希、大塚まさじ
配給:マジックアワー

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