AI×再生医療が生む近未来の静かな恐怖、異色SFサスペンス映画『TSUSHIMA』公開決定!

AIと再生医療が結びついたとき、何が起こるのか? 科学の進歩に潜む倫理的課題に真正面から切り込んだ異色のSFサスペンス映画『TSUSHIMA』が、2024年9月5日(金)より代官山シアターギルドにて公開されることが決定した。その後、全国順次公開予定となっており、ついに一般観客のもとへ届けられる。

舞台は長崎県・対馬。新聞記者・田島圭介(山田純大)は、選挙活動を行う佐藤由里子(中西悠綺)を追って対馬へ渡るが、そこには若返りを促す「緑の物質」を服用した女性たちの無残な死体、AIに操られ思考を放棄した人々の姿が広がっていた。過去と現在を繋ぎながら、“新しい神”=AIによる人間支配の真実に迫る田島。そして老いた由里子の元に届く再生医療による新たな治療提案——すべては静かに繋がっていく。

記者・田島を演じるのは実力派俳優・山田純大。AIに翻弄される女性・由里子役には、中国での主演経験を持つ新鋭女優・中西悠綺。そのほか、二宮芽生、浜浦彩乃、ケニー大倉、勝野洋、星田英利、そして作詞家・売野雅勇ら、多彩な顔ぶれが集結。

監督を務めるのは、元報道記者で医工学研究者という異色の経歴を持つ山根高文。AIと再生医療の交差点にある社会的・哲学的問題を、自らの知見と取材経験から鋭く描き出している。

驚きの声が上がった主題歌には、80年代のアイドル・河合奈保子によるバラード「Wings Of My Heart」が起用された。作詞・作曲も彼女自身が手がけたこの楽曲は、“大切な人へのまっすぐな愛”を歌い上げ、本作のラストに深い余韻を残す。

単なるバイオレンスではなく、AIの共存を装った支配と、人間が「考えること」をやめたときの醜悪さを、“ゾンビ”という表現で象徴的に描き出す。美や若さを求める人間の欲望、AIの知性、そして社会の弱点が交差する世界観は、今まさに現実味を帯びつつある。

公開された予告編では、美と若さを追い求める人々の欲望、AIによる人間社会の静かな支配、そして“緑の物質”を巡る衝撃の物語が、美しくも不穏な映像美で描かれる。1990年代の対馬から始まり、60年代、現代へと時代を超える壮大なスケールで展開する本作は、AIと人間の“信頼”を問う、近未来の寓話ともいえる。

▼予告編

■映画情報
タイトル:TSUSHIMA
公開日:2024年9月5日(金)より代官山シアターギルドにて公開、全国順次公開
監督・脚本・編集:山根高文
出演:山田純大/中西悠綺/二宮芽生/浜浦彩乃/ケニー大倉/勝野洋/星田英利/売野雅勇 ほか
主題歌:「Wings Of My Heart」河合奈保子
配給・宣伝:ブラウニー/MESTY

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