6月27日より全国公開された映画『それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!』。その公開を記念し、6月29日、新宿ピカデリーで舞台挨拶イベントが開催されました。登壇したのは、アンパンマン役の戸田恵子さん、ばいきんまん役の中尾隆聖さん、ジャムおじさんやカバおなどを演じる山寺宏一さんに加え、ゲスト声優の蒼井優さん、パンサーの向井慧さん・尾形貴弘さん・菅良太郎さん、そしてアンパンマンとばいきんまんも登場し、会場は笑顔と拍手に包まれました。
戸田さんは「36作目になりますが、また昨年を超える素晴らしい作品ができました。やなせたかし先生の想いを大切に、これからも皆で力を合わせてやっていきたい」と感慨深く語りました。
中尾さんは「ハ~ヒフ~ヘホ~~!楽しんでいってください!」とばいきんまんの決め台詞で挨拶。会場から大きな拍手が沸き起こります。山寺さんは「アンアンアーン…以上です!」とチーズ語で挨拶すると、向井さんが「日本語にしてください!笑」と即座にツッコミを入れ、笑いを誘いました。
蒼井さんは「小さい頃から観ていたアンパンマンと同じ舞台に立てて感動しています。優しさを胸に、楽しい毎日を過ごして」と子どもたちに語りかけました。パンサーもそれぞれコメントを寄せ、尾形さんは「これからは声優としても頑張ります!」と意気込みを見せ、菅さんは役柄が抜けない様子で「ニンジンさんのままで来てしまいました」と会場を沸かせました。
お気に入りのシーンについて問われると、戸田さんは「チャポンとの日常シーンが和みました」、中尾さんは「ばいきんまんの“思い出すなぁ!”のツッコミ」、山寺さんは「マント破れたアンパンマンのサーフィンのようなシーン」、蒼井さんは「チャポンがばいきんまんを助けるシーン」、向井さんは「ロールパンナさんの笑顔が激アツ!」と、それぞれ印象深いシーンを語りました。
さらに話題の「アンパンマンナイト」についても言及があり、向井さんは「大人でも安心して観られる空間。僕のような一人観賞派にはありがたいです」とコメント。蒼井さんと山寺さんの10年ぶりの共演エピソードも披露され、山寺さんからの“ジャムおじさん”としてのメッセージには蒼井さんも感激した様子でした。
終盤には、戸田さんが「やなせ先生が天国でも喜んでくれるように、これからもアンパンマンをみんなで作り続けていきたい」と締めくくり、あたたかい拍手の中でイベントは幕を閉じました。
■映画情報
タイトル:『それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!』
公開日:2025年6月27日(金)より全国公開
監督:橋本敏一
脚本:葛原秀治
音楽:いずみたく、近藤浩章
声の出演:戸田恵子(アンパンマン)、中尾隆聖(ばいきんまん)、山寺宏一 ほか
ゲスト声優:蒼井優(チャポン)、パンサー(ロボ2号ほか)、しずちゃん(モオさん)
主題歌:「アンパンマンのマーチ」
テーマ曲:「虹色の歌」
配給:東京テアトル
©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV ©やなせたかし/アンパンマン製作委員会2025
【ストーリー】
空から落ちてきた不思議な男の子・チャポンと出会ったアンパンマン。自分の存在に悩むチャポンは、アンパンマンの優しさに触れ、「ヒーローになりたい!」と願うように。そんなチャポンにばいきんまんが語る衝撃の真実とは…。「生まれた意味は自分で決める!」チャポンとアンパンマンがともに繰り広げる、涙と勇気の冒険が始まります。