南果歩「死は生のすぐ隣にあり、死を感じることで、限りある人生を悔いなく生きようと思える」坂東龍汰主演『君の忘れ方』追加キャスト

坂東龍汰が映画単独初主演し、西野七瀬がヒロインを演じるヒューマンドラマ『君の忘れ方』が、2025年1月17日より公開される。このほど、南果歩、津田寛治、岡田義徳ら追加キャストが発表された。

本作は、“死別の悲しみとどう向き合うか”をテーマに、恋人を亡くした構成作家の青年が、悲嘆の状態にある人にさりげなく寄り添う「グリーフケア」と出会い、自らと向き合う姿を描いたヒューマンドラマ。

監督・脚本は、国際映画祭で数々の賞を受賞し、第79回ヴェネチア国際映画祭VENICE IMMERSIVE部門の正式招待を果たしたVRアニメーション『Thank you for sharing your world』ほか、映画『光を追いかけて』『アライブフーン』の脚本を担当した作道雄。

坂東演じる主人公・昂の母親・洋子役には、海外にも活動の場を広げる南果歩。南は、「死は生のすぐ隣にあり、死を感じることで、限りある人生を悔いなく生きようと思えるのだと感じました」と撮影を振り返り、「色んな出来事を受け入れ乗り越えていくことが人生だと分かっていても、大切な人を突然失った時、人は胸に空いた穴をどうやって埋めていくのか。この映画はそれぞれが自分の人生に向き合い、わずかに光る方へ進もうとしている姿が描かれています。坂東龍汰君は瑞々しい演技で悲しみの裏側にある微細な感情をその居住まいで表しています」と共演した坂東の印象をコメントした。

故郷の岐阜で昂が出逢う池内を岡田義徳、グリーフケアの団体「つきあかりの会」のスタッフで憔悴した昂に寄り添う牛丸に津田寛治、グリーフケアの考えを教えるカウンセラー・澤田に風間杜夫、昂の実家に居候している便利屋の翠に円井わん、翠の恋人・牧田を小久保寿人、昂の担当編集・木下に森優作、美紀の母親・さおりを秋本奈緒美が演じる。

撮影は、2024年、東京で始まり、岐阜県飛騨市と高山市の雄大な自然を背景に行われた。公開された場面写真で、昂が佇む山道は飛騨市にある安峰山(あんぼうさん)。安峰山は、美しい朝霧が見られると人気で、山頂からは飛騨古川を一望できる眺望も魅力の観光スポットだ。

『君の忘れ方』
2025年1月17日(金)より新宿ピカデリー他全国公開
監督・脚本:作道雄
出演:坂東龍汰 西野七瀬 円井わん 小久保寿人 森優作 秋本奈緒美 津田寛治 岡田義徳 風間杜夫 南果歩
配給 ラビットハウス

【ストーリー】 森下昴は付き合って3年が経つ恋人・美紀との結婚を間近に控えていたが、ある日、彼女は交通事故で亡くなってしまう。言葉にならない苦悩と悲しみで茫然自失の日々を過ごす中、母・洋子に促され、久々に故郷の岐阜へと帰省する。洋子もまた、不慮の事故で夫を亡くし、未だに心に傷を抱えていた。悲しみは癒えないと思っていたが、ある不思議な体験を通して、昂は美紀の死と向き合っていくようになる。

Ⓒ「君の忘れ方」製作委員会2024