イモトアヤコ「78分の心の旅を堪能」松浦弥太郎初監督作『場所はいつも旅先だった』予告編&チラシビジュアル5種

クリエイティブ・ディレクター、エッセイストとして活躍する松浦弥太郎が初監督した長編ドキュメンタリー映画『場所はいつも旅先だった』が、10月29日より公開される。このほど、本作の予告編と、渋谷ホワイトシネクイントにて配布されるチラシビジュアル5種がお披露目となり、併せて、イモトアヤコよりコメントが寄せられた。

本作は、文筆家・書店オーナー・「暮しの手帖」元編集長など様々な肩書きを持つ松浦弥太郎が初めて監督した劇場用長編ドキュメンタリー映画。松浦自身が2011年に著した旅にまつわる自伝的エッセイ集「場所はいつも旅先だった」と同名のタイトルながら、内容は映画オリジナルで、松浦が世界5カ国・6都市を自ら旅して、一本のドキュメンタリー映画としてまとめあげた。ロケ地に選んだのは、サンフランシスコ(アメリカ)、シギリア(スリランカ)、マルセイユ(フランス)、メルボルン(オーストラリア)、台北・台南(台湾)。いずれも「現地の人々の日常の営みを感じられる」からと、撮影は主に早朝と深夜に行い、そこで起こる出会いとかけがえのない日々を、飾らない言葉でひとつひとつ綴るエッセイ集のような映画である。

予告編では、小林賢太郎による語りとともに6都市の旅情あふれる映像が映し出される。

チラシビジュアルには、世界5ヶ国を巡った映画にちなんで、それぞれ旅先で撮影された写真が収められ、各都市ごとに、監督からの一行コメントが添えられている。コロナ禍で旅に出ることが難しいだけに、見るものに旅への郷愁を募らせるような淡いカラーを生かしたビジュアルに仕上がった。本チラシは、7月2日以降、毎週1種類ずつ配布されていき、5週間後に全てのビジュアルが並ぶ予定だ。

■イモトアヤコ コメント
カリカリに焼けたベーコン
野を裸足で歩く親子
ディープな儀式
道ばたの野良犬

旅が日常だったわたしにとっては
なんだかとても懐かしく
旅することが難しくなった
今のわたしにとっては恋しく感じる。

映像からにじみ出る
そこに暮らすひとの感情、
みずみずしい湿度、スパイシーな匂いを思いだし、旅を体感できる。

そんな78分の心の旅を堪能させてもらいました。

『場所はいつも旅先だった』
10月29日(金)より、渋谷ホワイトシネクイントほか全国順次公開
監督:松浦弥太郎
朗読:小林賢太郎
主題歌:アン・サリー「あたらしい朝」
配給:ポルトレ

©Mercury Inspired Films LLP