「私が必要でしょ?」車椅子の娘が歪んだ愛情を注ぐ母親から逃亡を図る!『RUN/ラン』予告編

『search/サーチ』のアニーシュ・チャガンティ監督と製作陣が贈るサイコ・スリラー『RUN/ラン』の公開日が6月18日に決定し、併せて、予告編がお披露目となった。

本作は、画期的な映像表現で世界中の映画ファンを驚愕させた『search/サーチ』の成功によって一躍、新世代スリラーの旗手となったアニーシュ・チャガンティ監督が、同じ製作チームと組んで完成させた長編第2弾で、監督がスリラーの原点に回帰した意欲作。生まれつき病気で車椅子生活を余儀なくされる17歳の娘と、その娘に歪んだ愛情を注ぐモンスター毒母を主人公に、母娘関係を非常にネガティブに描く。

予告編は、チャガンティ監督の前作『search/サーチ』を彷彿とさせるPCログイン画面の映像から始まる。アイコンには車椅子生活の少女クロエ(キーラ・アレン)と、彼女を献身的に支える母ダイアン(サラ・ポールソン)の仲睦まじい姿が。だが、毎日母から飲まされる薬のラベルに不審点を見つけたクロエは、ネットで薬の検索を試みるも、画面には“インターネットに接続されていません”と表示される。今作は前作とは真逆のインターネットや携帯に接続できない環境にいる少女。「僕らなりの方法で、“前回とは違うよ”と、伝えているんだ」とこのカットの意図をチャガンティ監督と製作陣は語る。薬の正体が“人が服用しない薬”だという衝撃の事実が判明し、全力で母親からの逃亡を図るクロエ、一方、一気に狂気をあらわにするダイアン。毒母の言葉の真意、そして母娘の絶叫の末に待つ“衝撃のラスト”とは?映像ラストに映し出される「私が必要でしょ?」と語りかけるダイアンの表情は、尋常でない不気味さを帯びており、『search/サーチ』とは一味も二味も違ったスリルを期待させる。

『RUN/ラン』
6月18日(金)より、TOHOシネマズ 日本橋ほか全国公開
監督・脚本:アニーシュ・チャガンティ
製作・脚本:セブ・オハニアン
出演:サラ・ポールソン キーラ・アレン
配給:キノフィルムズ

【ストーリー】 ある郊外の一軒家で暮らすクロエは、生まれつき慢性の病気を患い、車椅子生活を余儀なくされている。しかし常に前向きで好奇心旺盛な彼女は、地元の大学への進学を望み、自立しようとしていた。そんなある日、クロエは自分の体調や食事を管理し、進学の夢も後押ししてくれている母親ダイアンに不信感を抱き始める。ダイアンが新しい薬と称して差し出す緑色のカプセル。クロエの懸命な調査により、それは決して人間が服用してはならない薬だったのだ。なぜ最愛の娘に嘘をつき、危険な薬を飲ませるのか。そこには恐ろしい真実が隠されていた。ついにクロエは母親の隔離から逃げようとするが、その行く手には想像を絶する試練と新たな衝撃の真実が待ち受けていた…。

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