タロン・エガートン、エルトン・ジョンを演じたことは「特別で魔法のような経験」

『キングスマン』シリーズのタロン・エガートン主演、大ヒット作『ボヘミアン・ラプソディ』の最終監督・製作を務めたデクスター・フレッチャーのタッグで贈る、伝説的ミュージシャン、エルトン・ジョンの半生を描くミュージカル映画『ロケットマン』が、8月23日に公開される。このほど、8月15日にTOHOシネマズ 日比谷にてジャパンプレミアが行われ、ブルーカーペットイベントと舞台挨拶に、主演のタロン・エガートン、デクスター・フレッチャー監督が登壇した。

ブルーカーペットイベントには、Twitter Liveナビゲーターとして「ロケットマン」名義で音楽活動を行ってきたふかわりょう、スペシャルゲストとして「エルトンじゃねぇよ!」のネタでお馴染みのハリセンボンの近藤春奈と箕輪はるかが出席し、会場は大盛り上がり。そして、ついに初来日となった主演のタロン・エガートン、約5年ぶりとなるデクスター・フレッチャー監督が登場すると会場は一気に熱気に包まれ、二人は集まったファンへサインや写真のリクエストに応えていた。

舞台挨拶にて、本作でエルトン・ジョンを演じたタロンは「多くの日本の方々の歓迎を受けてとても感激しています」と初来日の感想を語り、「日本に来たのも、この映画が日本の皆さんに絶対気に入っていただける自信があったので、ぜひ楽しんで」とファンに向けて挨拶した。

デクスター監督は本作について、「(最終監督を務めた)『ボヘミアン・ラプソディ』が日本でヒットしたことは不思議ではないのですが、本作は純粋なミュージカル」と語り、「タロンが全曲アフレコなしで歌っていることが一番の見どころ。彼は演技だけでなく歌唱力も並外れている」というベタ褒めには、タロンが両耳をふさぐ一幕も。「(タロンが)実際に撮影現場で勢いで歌った生歌が、感情がストレートに伝わってくる部分ですので、ぜひ注目してほしい」と本作をアピールした。

エルトンとは『キングスマン:ゴールデン・サークル』での共演や、『SING/シング』で楽曲をカバーするといった不思議な縁もあったタロン。エルトンを演じて「本人が存命で製作にも関わっているので、映画を作るプロセスを通してエルトンとは深い絆が生まれた」と語り、本作への出演は「特別で魔法のような経験だった」と振り返った。さらに、日本のファンに向けて、「エルトンは成功した人ですが、彼が抱えていた悩みや問題は実は僕らと同じだということを、皆さんも映画を観て共感してほしいです。(エルトンのように)実際に問題を抱えていたり有名である必要もないし、人間臭さを感じてもらえる映画だと思います」とメッセージを送った。

イベントの最後には、エルトンの「Saturday NIght’s Alright(土曜の夜は僕の生きがい)」に乗せて、観客からのサイリウムの演出が会場を華やかに飾り、タロンとデクスター監督へのサプライズも。タロンとデクスター監督は、ファンからのプレゼントに大きな笑顔を見せて喜んでいた。

『ロケットマン』
8月23日(金) 全国ロードショー
監督:デクスター・フレッチャー
製作:マシュー・ヴォーン エルトン・ジョン
脚本:リー・ホール
出演:タロン・エガートン ジェイミー・ベル ブライス・ダラス・ハワード リチャード・マッデン
配給:東和ピクチャーズ

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