『カメラを止めるな!』で大旋風を巻き起こした上田慎一郎監督の長編映画第2弾『スペシャルアクターズ』の公開日が10月18日に決定し、併せて、5月14日に本作がクランクインしたことが発表された。
本作は、「作家主義」と「俳優発掘」をテーマに掲げてオリジナル脚本にこだわる、松竹ブロードキャスティング製作“オリジナル映画プロジェクト”の第7弾作品。プロアマ問わず公募をかけ、書類選考を経て1500名のオーディションを実行、選ばれた15人のキャストに上田監督が当て書きして脚本を作り上げた。5月14日にクランクインを迎え、5月31日にクランクアップを予定している。内容は未だ明かされていないが、奇想天外なエンタテインメント映画になるという。上田監督は本作で編集も手がける。
スタッフ コメント
■上田慎一郎(監督・脚本・編集)
今作も、出演者はオーディションで選抜した、まだ無名の俳優たち。応募者1500人の中から選抜した15人の俳優達と共に、企画開発から、つまり、ゼロから一緒に創りあげてきました。『カメラを止めるな!』に続く監督作…。企画開発を始めた頃、正直、想像以上のプレッシャーに襲われ、一時期、大スランプに陥りました。しかし、仲間に助けられながら、その暗黒期を乗り越え、なんとかクランクインまで辿り着くことができました。今は心底、この映画を信じています。映画の内容はまだ言えないのですが、このタイトルとロゴから妄想を膨らませてお待ちください。本作も自分の「好き」や「最高」がギッシリ詰まった映画になることは間違いありません。今の自分にしか撮れないもの。このキャスト、スタッフでしか撮れないもの。二度とは掴めない「奇跡」を拾い集めて、最高の娯楽映画を創ります。お楽しみに!
■深田誠剛(企画)
上田監督のことを知れば知るほど、映画を作ることを運命づけられた人だと感じます。映画への深い愛情や並外れた才能、チャーミングな人柄や優れたリーダーシップは、若くしてハリウッドの救世主となったスピルバーグに近いかもしれません。まさに映画の申し子です。私たちは今まで「作家主義」と「俳優発掘」を掲げて映画を作ってきましたが、上田監督は日本映画界では珍しいエンターテイメントに徹した作家だと思います。特に「笑い」に対するこだわりはすごい。『カメ止め』では観客の笑い声で劇場が揺れるという体験を何十年ぶりにしましたが、そんなことのできる監督はほかにいないし、『スペシャルアクターズ』もそういう映画になると信じています。また、この作品の出演者はオーディションで選ばれた無名の役者たちですが、彼らが個性豊かで素晴らしいのです。上田監督の卓越した演出で輝く彼らを観てほしいですし、この映画でスポットが当たってほしいと願っています。
『スペシャルアクターズ』
10月18日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
監督・脚本・編集:上田慎一郎
出演:大澤数人 河野宏紀 富士たくや 北浦愛 上田耀介 清瀬やえこ 仁後亜由美 淡梨 三月達也 櫻井麻七 川口貴弘 南久松真奈 津上理奈 小川未祐 原野拓巳
配給:松竹