第18回東京フィルメックスにて最優秀作品賞を受賞したインドネシア映画『マルリナの明日』(映画祭タイトル『殺人者マルリナ』)が、5月18日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。
強盗団に襲われた未亡人マルリナの復讐の旅を描く本作。インドネシアの僻村。7人の強盗団に襲われたマルリナは、彼らを殺害し、自らの正義のため、馬を駆って警察署へと向かう。
監督を務めたモーリー・スリヤは、長編デビュー作『フィクション。』がインドネシア映画祭で最優秀作品賞をはじめ4つの賞を受賞、2作目『愛を語るときに、語らないこと』では、インドネシア映画として初めてサンダンス映画祭に出品され話題となった。3作目となる本作は、第70回カンヌ映画祭監督週間で上映され、第18回東京フィルメックス最優秀賞をはじめ国内外で数々の賞を受賞。インドネシアの若手女性監督として、世界中の注目を集めている。
『マルリナの明日』
5月18日より、渋谷ユーロスペースにてロードショー、以後全国順次公開
監督:モーリー・スリヤ
出演:マーシャ・ティモシー パネンドラ・ララサティ エギ・フェドリー ヨガ・プラタマ
配給:パンドラ
【ストーリー】 インドネシアの僻村。荒野の一軒家で静かに暮らす未亡人マルリナ(マーシャ・ティモシー)のもとを、バイクに乗った一人の男が訪ねてくる。「あと30分で仲間が来て、お前の金と家畜をいただく。それから、7人全員でお前を抱く。今夜は祭りだな」。その夜、料理を作るように命令された彼女は、毒の実を混ぜた鶏のスープを男たちに振る舞う。口にした彼らが次々と倒れる中、別の部屋で寝ていた首領のマルクス(エギ・フェドリー)にも食事を勧めるが、逆に襲われてしまう。マルリナは、脇にあった剣ナタを、男の首めがけて振り下ろす…。
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