横浜流星、好きな人に気持ちを伝えたいときは「この作品を観て!」『愛唄 -約束のナクヒト-』公開記念舞台挨拶 レポート

わずか157館ながら14.9億円の大ヒットを記録した2017年公開の映画『キセキ -あの日のソビト-』のキャストとスタッフが再集結した、GReeeeNの名曲「愛唄」の映画化となる横浜流星主演の青春物語『愛唄 -約束のナクヒト-』が1月25日より公開中。このほど、2月4日に新宿バルト9にて公開記念舞台挨拶が行われ、主演の横浜流星が登壇した。

本作のイベントで初めて一人で登壇した横浜。「キャストのみんなも監督もいなくて、髪の毛も(『愛唄』のイベント登壇では初の)ピンクで」と慣れない舞台となったことに寂しがりながらも、「その分、たくさん話していきたいです!」と意気込んだ。

ピンク髪でも話題のTVドラマ「初めて恋をした日に読む話」と本作で演じる役は180度違うキャラクター。まず、その演じ分けについて聞かれると、「似ている役より、離れている方が演じ甲斐がありますし楽しいです。自分とは違った考えを持つ役柄を通して毎回勉強しています」と明かした。今まではヤンチャな役が多かったが、今回のトオル役は“静”の役。自分の中には「静と動、どちらも持っています」と分析する。

次に、映画の撮影やプロモーションなどで、ずっと一緒だった清原果耶と飯島寛騎については「いつも役としていてくれたので、僕もトオルとしていられたし、撮影後の宣伝や舞台挨拶でも、いつも役のフィルターがかかっていました。ふたりがいなかったら、トオルとしていられなかったと思う」と感謝の気持ちを述べた。2018年4月に撮影をしたが、「全力で集中しすぎなくらいでやっていたので当時の記憶がないんです。それくらい思い入れのある大切な作品です」と『愛唄』への想いを語った。続いてSNSなどでの感想コメント、「言葉が人の心を動かし変える。心を打たれる素晴らしい作品でした」「命についてものすごく考えさせられる」「ラストが衝撃的!」「愛唄の聞き方が変わった」などが紹介されると、横浜も「僕も変わりました。『愛唄』は凪と龍也がトオルに贈ってくれた歌、としか聴けない。それくらい心が動かされます」と力説した。

さらに、事前にSNSで「#教えて流星くん」「#映画愛唄」で募集した質問へ答えるコーナーも。最後に横浜が、「僕にとってとても大切な作品なので、観てくれた方にも大切な作品になってくれたら嬉しいです。たくさんの方に届いてほしいです」とメッセージを贈り、舞台挨拶は終了した。

■質問コーナー
Q:好きな人とよく目が合うんですが、どう返していいかわかりません。どう返されたら嬉しいですか?

横浜:微笑んでくれたら僕は嬉しいです。きっと話しかけてくれると思います。それまで待ってもいいと思います。

Q:GReeeeNで1番好きな曲は何ですか?

横浜:たくさんあるので難しいですが、まずはGReeeeNさんを好きになったきっかけの「キセキ」、当然「愛唄」、あとは「僕らの物語」かな。

Q:2019年に挑戦したいことは?

横浜:ちょっと遠くへ行きたいです。ちゃんとした銭湯とか。仕事では、一度ご一緒した方とまたご一緒できたら幸せだと思っています。成長した姿をお見せしたいし、そういう縁が素敵だと思います。

Q:主題歌「約束×No title」で『大切な人、今大切にしよう』という歌詞がありますが、今、大切にしたい人、大切にしたいことはなんですか?

横浜:大切にしたい人は、仕事で関わらせていただく方々。大切にしたいことは、自分で思っていることを貫き通すことです。

Q:流星くん自身が最近、親に感謝した事は何ですか?私はこの愛唄の映画をお母さんと一緒に見に行きました。自分が今生きていることは当たり前じゃない事と、自分を産んでくれた親に感謝する大切さを感じました。

横浜:素敵ですね。こう思っていただけて嬉しいです。本当にそうですね。今、ここにいることも当たり前ではなく、親が生んでくれて、たくさんの人に出会えたからです。やっと感謝できるようになりました。感謝の気持ちでいっぱいです。

Q:映画『愛唄』とは?

横浜:役者人生において忘れられない作品。たくさんのことを教えてもらったので、これからもずっと自分の中に残っていく大きな存在になりました。

Q:好きな人にちゃんと気持ちを伝えたいけれど、いろいろ考えちゃって結局伝えられません。どうしたら伝えられるようになりますか?

横浜:この作品を観てください!!観てくれていたら、気持ちを伝えたいと思ってもらえるはずなんだけど、届かなかったかな…?届いてほしいです!ちょっとしたアピールしてくれれば、男の子は単純ですし気づくと思います。男の子にも頑張ってほしいです。

『愛唄 -約束のナクヒト-』
1月25日(金)より全国公開中
監督:川村泰祐
脚本:GReeeeN 清水匡
音楽プロデューサー:JIN
出演:横浜流星 清原果耶 飯島寛騎 中村ゆり 野間口徹 成海璃子 中山美穂 清水葉月 二階堂智 渡部秀 西銘駿 奥野瑛太 富田靖子 財前直見
配給:東映

【ストーリー】 恋する勇気を持てないまま大人になってしまったトオル(横浜流星)に起きた、二つの出会い。元バンドマンの旧友・龍也(飯島寛騎)との再会、そして運命を変える詩との偶然の出会いにより、恋というものに生涯をかけて全力で駆けることになる。今まで手をつなぐことさえしてこなかったが、龍也の声に恋する勇気をもらい、その詩から、恋に生きる力をもらったトオル。詩と触れるキッカケをくれた比呂乃(成海璃子)との出会いを経て、ようやくめぐり会えた運命の少女・凪(清原果耶)。詩を綴ることをやめたその少女は、トオルに生きる意味を教えてくれた。しかし、彼女にはある秘密があった…。

©2018「愛唄」製作委員会