『私の男』の熊切和嘉監督最新作、『そこのみにて光輝く』の綾野剛主演の『武曲 MUKOKU』が、6月3日(土)より公開。闘うことでしか生きられない男たちの燃えさから魂の対決を描く。ラストの壮絶な激闘シーンに圧倒!
研吾と融のラストの剣道は二人が愛を交わすシーンだと見ていて感じたから、あやのさんの「お互いを愛おしむ性的描写」という話はスッと入ってきて納得した。向かい合って丁寧に防具を着けていく姿が、身に付けるという動作なのに互いの前で服を脱いで裸になっていく描写に思えたんだよな
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話題の激闘シーン以外にも印象的なシーンがたくさん…さすが近藤龍人さんと唸ってしまう鎌倉のお寺の湿度のある緑、対して光に満ちた思い出の海、荒々しい雨中の闘いのシーンを乗り越えた2人に訪れる静謐な剣道シーン、所作の美しさと張り詰めた空気、間合い…昇華された魂を感じました
男同士の剣にまつわる執念と慟哭、狂気が主題なので女性はほとんど添え物、いないようなものなんですが風吹ジュンさんについてさすがだと思ったシーンがありました。私は自分が愛した男がどういう男か理解してその狂気に付き合う女がたまらなく好きなんですが、その片鱗をまた見られたなと
余りのパワーに私も映画の料金これだけで見せて貰って申し訳ないと本気で思いました。アル依存症から抜け出すのに僧侶が暴れる研吾を押さえつけるシーン、研吾耐えて、戻ってきて、と祈る思いでしたね、剛さんのなりきり演技には完敗です
子は 親を憎む事は出来ても嫌いになれない
愛されたい、愛されたかったと切に想う。
自分の役が可哀想に思った と仰っる理由が分かるのだけど劇中歌とも相まって重苦しいだけじゃないのが素晴らしい!
生きるのが不器用な者同士、言葉(台詞)よりも剣(竹刀)を交えることで会話している感じだった。パンフにも書いてあったが、虹郎くんは本当に「ヒロイン」のようだ。普通の高校生が剣士に成長していく姿がよかった。彼のまるで床を掴むような足の踏み込みなど惚れ惚れする。
打ち合いが性的描写とな…後半漫画のコマ割りみたいなシーンの謎に融と研吾の竹刀の先と先が気になって仕方なかったのだが意図されていたものとは…剛さんと虹郎くんのエロケがハンパねぇ!
『武曲 MUKOKU』
2017年6月3日、全国ロードショー
監督:熊切和嘉 原作:藤沢周『武曲』(文春文庫刊)
出演:綾野剛 村上虹郎 前田敦子 風吹ジュン 小林薫 柄本明
配給:キノフィルムズ
©2017「武曲 MUKOKU」製作委員会