『劇場版プロレスキャノンボール2014』のマッスル坂井と、『フラッシュバックメモリーズ 3D』の松江哲明が共同監督を務めた、大人になりきれない男たちのイタくて切ない青春ドキュメント。インディーズのプロレス団体「DDTプロレスリング」の大家健とHARASHIMAが、メジャー団体「新日本プロレスリング」のエース棚橋弘至と小松洋平に挑んだ戦いを追う。しかし、どこまでいっても立ちはだかるのがメジャー・プロレスと人生の壁。プロレスのリングで起きたシビアな問題はプロレスで解決するのか!?
マッスル坂井の顔がたまんない。大社長がまた素晴らしい。そして当然のように大家健ファン必見。あとねぇ、やっぱHARASHIMAグッとくるんですよ。
この作品の題材になった出来事に関わった全ての人に見てほしい。スクリーンからの一方通行では終われない作品だと思います。
プロレスドキュメンタリー映画としてあまりの出来の良さにビビリましたよ。きっとプロレス知らなくても出てくる人達みんな好きになってしまう…と言うかあの関係性すげぇ羨ましい。
松江監督の眼を通した、DDTで生きるレスラーたちの表と裏の顔が映し出される。リング上の姿も、試合後にエゴサをする姿も、間違いなくレスラーの本当の姿なのだ。さらにマッスル坂井共同監督のDDT愛、ジム・オルークの音楽など、見どころは色々。でも観終わると、一般には無名な(失礼!)レスラー大家健が心に残る。いろんな人に観てほしい。
もちろん面白かったのだが、伊橋選手のシーンと大家選手の笑顔が想像以上に心に残った映画「俺たち文化系プロレスDDT」。ますますDDTが好きになった。
超よかった!泣けた!ミッキーロークのレスラーや、リアルタイムでゴールデンタイムに観てたワールドプロレスリングを思い出しながら。
正直、DDTなど存知ません状態で挑み、序盤から男たちの熱に焼かれる。いつの間にか選手とのシンクロ率が400%を超え、レフリーのカウント3直前で身体が何度も仰けぞる始末。最後は涙と鼻水の雪崩式ツープラトンで超スッキリ。久々にいいプロレス観たわ!
プロレスのこと何一つわからないけど暇だったので「俺たち文化系プロレスDDT」見てきた! 何もわからず見ても胸が熱くなる!とりあえず少しプロレスのこと勉強しようと思いました…。
『俺たち文化系プロレスDDT』
2016年11月26日公開
監督:マッスル坂井 松江哲明 出演:マッスル坂井 大家健 HARASHIMA 男色ディーノ