【お返し】ホワイトデーにうってつけ!白塗り映画3選

3月14日のホワイトデーはもうすぐ。ちょっぴりクレイジーなアノ子からもらったバレンタインのお返しは、どんなパンチの利いたものにしようかとお悩み中のそこの男子ぃい~! 渡すものはホワイトチョコでもマシュマロでも、マカロンでもタクアンでもいいけど、渡す時のシチュエーションにはYOUならではのこだわりが必要かも☆ そこでムビッチは、ホワイトデーの“ホワイト”にこじつけた白塗りコスプレでのお返しを断然お勧めしちゃいま~す! 他の人にはマネできない&マネしたくない大胆さで、アノ子のハートを射止めちゃおう!

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『犬神家の一族』

日本が世界に誇る白塗りキャラと言えば、原作・横溝正史、監督・市川崑によるサスペンス映画の金字塔『犬神家の一族』(1976年)に登場するSU・KE・KI-YO! 本作は昭和初期の信州を舞台に、石坂浩二ふんする名探偵・金田一耕助が、犬神家の莫大な遺産を巡って起きる連続殺人事件に挑むストーリー。信州の大物・犬神佐兵衛が、3人の孫息子のうちの一人と結婚することを条件に、恩人の孫娘・珠世に莫大な遺産を遺したもんだから、そりゃあ骨肉の争いになっちゃうよね。佐兵衛の娘である松子、梅子、竹子の三姉妹は、自身の息子と珠世をくっつけようと奔走しますが、そのさなかに殺人事件が勃発します。スケキヨさんは松子が溺愛する息子で、不気味な白いラバーマスクを常にかぶっているToo Shy Shy Boy。正体を疑われたスケキヨさんが、「お面を取っておやりなさい!」の松子の号令で、「ベリベリ~!」とマスクをはぐってケロイド状の素顔を見せる恐怖シーンは、ホワイトデーのサプライズ演出の参考にしたいところ。他にも「菊人形生首添え」「湖にブッ刺さる逆さまドザえもん」といったシーンも、デートのスペシャル感を盛り上げる「出オチ」としてオススメ☆ 「スケキヨマスクじゃ当たり前すぎて……」というマニアさんには、松竹梅三姉妹の白塗りメイクはいかが? おさげ頭+白塗りという衝撃のルックスで、強引に少女時代を演じる熟女三姉妹は色んな意味でスリリングだよ!

『シザーハンズ』

日本代表のスケキヨさんに対し、ハリウッド代表の白塗り職人と言えばジョニー・デップ。盟友のティム・バートン監督とタッグを組み、『スウィーニー・トッド』『アリス・イン・ワンダーランド』『ダーク・シャドウ』など数々の白塗りキャラを生み出していますが、その原点と呼べるキャラが『シザーハンズ』(1990年)に登場するエドワードです。老いた孤高の発明家によって作られた人造人間の彼は、両手がハサミという不完全品ながらも、その純真無垢な優しさと、卓越したハサミ使いで町の人気者となっていきます。やがてエドワードは町娘キムと恋に落ちますが、両手がハサミゆえに周囲からいらぬ誤解を受け、ついにはある重大事件を起こしてしまいます。人間と人造人間という叶わぬ恋の行方を、ゴシック調の幻想的な映像美で描いた本作は、多くの女子のハートをズコズコズッキュン❤した傑作ラブ・ストーリーとして不動の人気を誇っています。バレンタインに『チャイルド・プレイ』のチャッキーを贈りつけてくるようなサイコなアノ子だって、顔は傷だらけで、青白く、いつも悲しげな表情のエドワードを目の当たりにすれば、忘れていたはずの母性本能がうずくにキマってるぅ。エドワードのコスプレ衣装を着て、両手ハサミを使ったマグロの解体ショーなんかやっちゃえば、アノ子の視線はYOUに釘づけよ☆

『呪怨』

でもなんだかんだ言っても、白塗り=生気がない=死んでる=幽霊に勝るものはないよね! 特にJホラーは古くは『東海道四谷怪談』(1959年)のお岩から、『リング』(1998年)の貞子まで白塗りキャラの宝庫なんだけど、なかでもオススメなのが『呪怨』(2000年)。本作はある親子の怨念が蓄積された家を舞台に、訪れた人すべてに降りかかる恐怖の数々を、陰鬱なジメジメ感と早朝バズーカ的なショッキングさ満載に描いた最恐ホラー。オリジナルビデオが「めちゃくちゃ怖い」と評判となって映画版製作→ハリウッドでリメイクという出世コースを駆け上ったことでも知られているの。本作に登場するのが、白塗りパタパタママの伽椰子さんと白塗りラッキーボーイの俊雄くん。この白塗り悪霊親子は、とにかくグイグイ系の出たがり&ほしがり屋さん。天井や押し入れといった「なんか居そう」な場所だけでなく、人が寝ようとしている布団の中からも上目遣いで「テヘッ!」とアグレッシブに登場。特に恨みもない人たちの命をどんどん奪っていくの。注目は俊雄くんの白塗りファッション。真っ黒なマッシュルームカットに、白いブリーフ一枚をあしらっただけのシンプルなトラッドスタイルは、ホワイトデーのデートでも是非真似したいところ。彼女のベッドの枕元に立って、そのハートを震えあがらせちゃおう! Jホラー界のランボーVSターミネーターというべき『貞子VS伽椰子』も必見だよ☆(ピストン藤井