第74回ベネチア国際映画祭 新人俳優賞受賞!アンドリュー・ヘイ監督最新作『荒野にて』予告編&ポスタービジュアル

長年連れ添った夫婦の絆が揺らぐ姿を描き数々の賞を受賞した『さざなみ』のアンドリュー・ヘイ監督が、チャーリー・プラマー主演で贈る最新作『荒野にて』が2019年4月12日より公開される。このほど、本作の予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

母に捨てられ、経済力も教養もないが愛情だけは溢れていた父を突然亡くし、天涯孤独となった15歳の少年チャーリー。唯一の心の拠り所は、厩舎で世話をする一頭の老いた競走馬ピートだった。しかし、そんなピートの殺処分の決定通知が届く。チャーリーはひとり馬を連れ、先の見えない荒野へと一歩踏み出す。

主人公チャーリーを演じるのは、『ゲティ家の身代金』の新星チャーリー・プラマー。本作で少年が抱く孤独とやり場のない痛みを瑞々しく演じ、第74回ベネチア国際映画祭にてマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞した。このほか、スティーヴ・ブシェミ、クロエ・セヴィニーら個性派俳優が脇を固める。

予告編では、チャーリーの心の痛みや激情的な涙と、この世界の美しさに触れた笑顔が、彼が進みゆく荒々しくも美しいアメリカの大自然と呼応するように交互に描き出された。

また本作は、1月4日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかで開催される「未体験ゾーンの映画たち2019」にて特別先行上映が決定している。

『荒野にて』
2019年4月12日(金) ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
監督:アンドリュー・ヘイ
出演:チャーリー・プラマー スティーヴ・ブシェミ クロエ・セヴィニー トラヴィス・フィメル
配給:ギャガ

【ストーリー】 小さい頃に母が家出し、愛情深いがその日暮らしの父と二人暮らしのチャーリー(チャーリー・プラマー)。家計を助けるために競走馬リーン・オン・ピートの世話をする仕事を始めるが、ある日、父が愛人の夫に殺されてしまう。15歳で天涯孤独になってしまったチャーリーの元に、追い打ちをかけるように届いたのは、レースに勝てなくなったピートの殺処分の決定通知だった。チャーリーは一人馬を連れ、唯一の親戚である叔母を探す旅に出るが、彼らの前に広がるのは、あまりに広い荒野だった―。

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