「マカロニ・エンタテインメント傑作選」『マッドライダー』『フェラーリの鷹』(HDリマスター版)予告編

歴史スペクタクルやマカロニ・ウエスタン、マカロニ・コンバットなどを数多く生み出した70年代から90年代のイタリア映画界の人気作群を日本のスクリーンに蘇らせる企画「マカロニ・エンタテインメント傑作選」がスタート。その第1弾として1983年製作の『マッドライダー』(HDリマスター版)が12月22日、第2弾として1976年製作の『フェラーリの鷹』(HDリマスター版)が12月29日より公開される。このほど、2作品の予告編がお披露目となった。

第1弾『マッドライダー』は、『マッドマックス2』の便乗映画として製作された数多くの“パチモン・マッドマックス”の中でも特に人気が高く、石油の争奪戦を水に変えたストーリーラインが、32年後の『マッドマックス 怒りのデスロード』に酷似し、その誕生を予言していたということでも話題となった。監督は、『荒野の無頼漢』などマカロニ・ウエスタンの快作を数多く手がけたジュアーノ・カルニメーオ(ジュールス・ハリソン名義)。セルジオ・レオーネ監督の数々の名作が撮影されたスペインの砂漠を舞台に、世紀末のカーチェイスが繰り広げられる。本作は1984年の日本初公開時は地方併映作として公開されたため、東京でのロードショーは今回が初となる。

第2弾『フェラーリの鷹』は、ローマの街を舞台にカーチェイスを繰り広げるヨーロピアン・カーアクション。フランスからやってきたシトロエン強盗団とローマ市警との攻防戦はリュック・ベッソン製作の『TAXi』シリーズの元ネタとも言われ、フェラーリ250GTE、シトロエンDS-21、フォード・カプリ、アルファ・ロメオ、ポルシェ、フィアットなど様々な人気欧州車が登場する。監督は、撮影監督出身のアクション派スティルヴィオ・マッシ。カースタントは、『007』シリーズや日本の「いすゞジェミニ」のTVCMでも知られるレミー・ジュリアンと彼のスタント・チームが担当する。

併せて、公開初日より、来場者全員に海外版ポストカードをプレゼント。『マッドライダー』来場者には『マッドライダー』のポストカードが、『フェラーリの鷹』来場者には『フェラーリの鷹』のポストカードが配布される。

さらに、『マッドライダー』の絶叫上映、2作品の上映前後に行われるトークイベントの開催が決定。絶叫上映は、12月28日に『マッドライダー』のレイトショーにて実施される。(詳細:新宿武蔵野館 公式サイト shinjuku.musashino-k.jp/news/7969/)

■イベント 詳細
●『マッドライダー』12月22日(土)レイトショー上映前
二階堂卓也(映画評論家)× 江戸木純(映画評論家)
“マカロニの巨人、遂に降臨!嵐を呼ぶマカロニ・アクション談義”

●『マッドライダー』12月27日(木)レイトショー上映前
ギンティ小林(フリーライター) × 江戸木純(映画評論家)
“パチモン・マッドマックスの素晴らしき世界2”

●『マッドライダー』絶叫上映 12月28日(金)レイトショーにて実施
V8J上映企画チームと江戸木純が仕掛ける新たなる絶叫伝説

●『フェラーリの鷹』12月29日(土)モーニングショー上映後
二階堂卓也(映画評論家) × 江戸木純(映画評論家)
“マカロニの巨人、遂に降臨! 続・嵐を呼ぶマカロニ・アクション談義”

●『フェラーリの鷹』12月30日(日)モーニングショー上映後
遠藤イヅル(イラストレーター/ライター) × 江戸木純(映画評論家)
“「フェラーリの鷹」における欧州車の魅力”

『マッドライダー』(HDリマスター版)
12月22日(土)より新宿武蔵野館にてレイトショー
監督:ジュールス・ハリソン
出演:ロバート・イアヌッチ ルカ・ヴェナンチーニ フレッド・ハリス アリシア・モロ
配給:エデン
©2T Produczione e Distribuzione Films D.r.l.,Roma & Globe Film,Madrif-1983

『フェラーリの鷹』(HDリマスター版)
12月29日(土)より新宿武蔵野館にてモーニングショー
出演:マウリツィオ・メルリ アンジェロ・インファンティ リリー・カラーチ
監督:スティルヴィオ・マッシ
配給:エデン
© Titanus-1976