岡田准一、台本が怖くて「朝読んだ。シャワー浴びるの怖いから(笑)」 映画『来る』“怖がり屋さん”限定プレミア試写会レポート

澤村伊知原作「ぼぎわんが、来る」を中島哲也監督が岡田准一、木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡ら豪華俳優陣を迎えて描くホラー『来る』が12月7日全国公開。このほど、11月27日に秋葉原UDXシアターにて、“怖がり屋さん”限定プレミア試写会が実施され、主演の岡田准一とキャバ嬢霊媒師役の小松菜奈が舞台挨拶に登壇した。

試写の上映前に舞台挨拶に登壇した岡田と小松。3日前に完成版を見たという岡田は「衝撃を受けました。中島監督の作品に出られたことを、(小松と)2人で喜びあったぐらいの作品」とコメント。映画を見た感想について聞かれた岡田は「すごくクレイジー。だいぶ包んでクレイジー。いい意味でクレイジー(笑)」と連呼すると、小松が「目まぐるしく、強烈な映像を見た印象。(監督は)変態なんじゃないかなと(笑)。いい意味で(笑)」と述べ、岡田も「見たらわかりますが、これを作った人は変態だと感じると思う(笑)。いい意味ですけど(笑)」と笑った。

中島監督はスタッフにもキャストに厳しかったらしく、監督からよく怒られたという小松は「たくさん言われました。『青春映画のやりすぎだ』とか、『そんな芝居はここでしなくていい!』とか(笑)」と厳しかった撮影を振り返ると、岡田は「でも、愛情があるんですよ。中島監督と小松さんって、親と子みたいな関係で。羨ましかった」とフォロー。そんな岡田もセリフを噛んでしまったときに、「中島監督から『賞とか獲ってるんでしょ? 噛むのはどうなの?』みたいな(笑)」ことをチクリと皮肉られたことを明かした。

台本が怖くて読めなかったという岡田は、「できるだけ朝読むようにしてました。シャワーを浴びるのが怖くなるから(笑)」とコメント。そんな怖がりの岡田は、お化け屋敷も苦手のようで「なんで驚かすんだって思っちゃう」とボヤいていた。

最近あった怖いことについて聞かれた小松は「撮影期間中に金縛りにあいました。寝ていたら、下から這い上がってくる感じが…」とリアルな恐怖体験を告白。同じく、撮影中に怖い体験したという岡田は「どこかで本当に使われていた神聖な鏡があるんですけど、僕がそれを投げなければいけないシーンがあって…。めっちゃ怖くないですか(笑)割ったらどうしよう…」と撮影中に怖くなったことを明かして、会場を和やかな空気に戻していた。

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『来る』
12月7日(金) 全国ロードショー
監督:中島哲也
出演:岡田准一 黒木華 小松菜奈 松たか子 妻夫木聡 青木崇高 柴田理恵 太賀 志田愛珠 蜷川みほ 伊集院光 石田えり
配給:東宝

【ストーリー】 オカルトライター・野崎のもとに相談者・田原が訪れた。最近身の回りで超常現象としか言いようのない怪異な出来事が相次いで起きていると言う。田原は、妻・香奈と幼い一人娘・知紗に危害が及ぶことを恐れていた。野崎は、霊媒師の血をひくキャバ嬢・真琴とともに調査を始めるのだが、田原家に憑いている「何か」は想像をはるかに超えて強力なモノだった。民俗学者・津田によると、その「何か」とは、田原の故郷の民間伝承に由来する化け物「■■■■」ではないかと言う。決して「■■■■」の名を呼んではならない「■■■■」は、声と形を真似て、人の心の闇に来る…! 対抗策を探す野崎と真琴。そして記憶を辿る田原…幼き日。「お山」と呼ばれる深い森。片足だけ遺された赤い子供靴。名を思い出せない少女。誰かがささやく声。どんどんエスカレートする霊的攻撃に、死傷者が続出。真琴の姉で日本最強の霊媒師・琴子の呼びかけで日本中の霊媒師が田原家に集結し、かつてない規模の「祓いの儀式」が始まろうとしていた。彼らは、あれを止めることができるのか!?

©2018「来る」製作委員会