佐野岳、水樹奈々らが登壇!『ふたつの昨日と僕の未来』愛媛県先行上映 舞台挨拶レポート

愛媛県新居浜市市制80周年記念作品として2018年2月に愛媛県新居浜市で撮影した映画『ふたつの昨日と僕の未来』が、11月9日より愛媛県で先行公開され、それを記念して11月10日にTOHOシネマズ 新居浜にて舞台挨拶が行われ、主演の佐野岳、主題歌を担当した水樹奈々、大森研一監督が登壇した。

登壇した主演の佐野岳は「満席で始まり、大変嬉しい」と語り、主題歌を担当した水樹奈々が「ただいま」と声をかけると、「おかえり」と観客席から声援が送られた。水樹は実写映画、そして地元新居浜での舞台あいさつは初めてと語り、大変嬉しいと伝えた。

続けて、映画の感想を求められると水樹は「感動はもちろんですが、嬉し恥ずかしさがあってムズムズしました。全国の皆さんに届くと思うと大切な人をふるさとに連れてくる感覚、婚約者を連れて来た時こうなるんだろうな、という不思議な気持ちにもなりました。ぜひ大切な人に見てもらいたいです」と語る。佐野が「新居浜は僕の第二の故郷となりました。ただいま!」と客席に声をかけると再び「おかえり」と客席から温かい声と拍手が響いた。佐野は新居浜の印象を「何と言ってもご飯が美味しい。そして人柄です。温かい皆さんの応援を受けながら撮影する日々は本当に幸せでした。上映が終わって自然と拍手が巻き起こったと聞いて、本当に嬉しく思います」と話した。また、この日は新居浜市の石川勝行市長も激励に駆けつけた。

最後は大森研一監督から「まだ上映が始まったばかりですが、来年まで上映が続くよう新居浜から全国へと一緒に盛り上げていきたい」と意欲を語った。水樹は「これまでふるさと観光大使として新居浜を紹介するとき、東平や太鼓祭りの凄さが伝わりずらかったが、今度からは“ふた僕”を観てください!もうこれを見れば新居浜のいいところが全部詰まってますと、声を大にして言えるので、新居浜の良さを知ってもらえたら嬉しいです」と話した。そして佐野が「これからはどんどん盛り上げて、全国公開もありますが、最終的には大ヒット御礼ということでもう一回戻ってきたいなと思いますので応援よろしくお願いいたします!」と締めくくり、会場は大きな拍手であふれた。

『ふたつの昨日と僕の未来』
11月9日(金)よりTOHOシネマズ 新居浜 他にて愛媛県先行ロードショー
監督:大森研一
脚本:福田卓郎 大森研一
主題歌:水樹奈々
出演:佐野岳 相楽樹 菅谷哲也 菅野莉央 久保田悠来 宮地真緒 榎本孝明 神保悟志 岩本多代
配給:キャンター

【ストーリー】 マラソンランナーとしてオリンピックを目指していた海斗(佐野岳)。しかし、怪我を理由に現役を断念する。その後は市役所に勤め、無気力な日々を過ごしてきたが、とうとう彼女の真里乃(相楽樹)にも見放される。そんなある日、観光案内で訪れた山の中で大雨に見舞われ、逃げ込んだ先に不思議な坑道を見つける。雨を避けようと中へ入ったはずが、なぜか坑道の外へ。そこは、同じ場所だが雨が止んでいる。その瞬間、経験したことがないはずの記憶が駆け巡った。交差する記憶に混乱しながら街に戻ると、喧嘩していたはずの真里乃とは順調に交際し、オリンピックの金メダリストとして街の英雄に!?市役所では、事故で亡くなったはずの父・悟(神保悟志)が上司として働いていた。家に帰ると、生きていたはずの祖母・智恵子(岩本多代)の遺影があり、とっくに亡くなったはずの祖父・哲夫が現れる。訳が分からない海斗に哲夫から驚きの事実を告げられる。2つの世界の狭間で揺れ動く海斗。果たして彼が進む未来は?

©2018 「ふたつの昨日と僕の未来」製作委員会