草刈正雄「しみる映画だぞー!(「真田丸」調で)」『体操しようよ』公開記念舞台挨拶レポート

南極ロケに挑んだ超大作『復活の日』、ゴージャスなレーサーを演じた『汚れた英雄』から30数年、NHK大河ドラマ「真田丸」での“男前だけどお茶目”キャラで人気が再燃した草刈正雄が、7年ぶりに映画主演を果たす『体操しようよ』が11月9日に公開初日を迎え、翌11月10日、新宿ピカデリーにて舞台挨拶が行われ、草刈正雄、木村文乃、きたろう、渡辺大知、和久井映見、菊地健雄監督が登壇した。

■登壇者からひと言挨拶
草刈:わくわくドキドキ、思いっきり楽しみました!
木村:皆さんの思い出になるよう頑張ります。
きたろう:(照明が)まぶしい(笑)。体操が下手は体操会長をやりました。この映画が大好きです。
渡辺:この映画が大好きです。初日を迎えられて嬉しいです。これまで、道太郎の同僚でしたが、今日初めて、弓子の彼氏であることを公にします。心置きなく話せます。
和久井:もういちどじっくり見たいです。
菊地監督:少し頼りない監督です。素晴らしいキャストにささえていただきました。

■草刈さんは脚本を読んでいかがでしたか?
草刈:普通のおじさん役が初めてで不安はありました。
きたろう:そうとう二枚目と思ってるな(笑)
草刈:(笑)初めての役で宝物です。

■タイトルの『体操しようよ』にちなんで、みなさんがこの秋から始めてみたいことや、逆に他の方々におすすめしたいことなどを「○○しようよ」で聞かせてください
草刈:やっぱり、体操しようよ、ですね。最高のストレッチです。ちょっと忘れていますが(笑)
木村:菌活しようよ。です。ヨーグルト、納豆、キムチ、発酵食品で腸内環境をよくしようと思います。お薦めはキノコ。
きたろう:金欠、なら知ってるよ(笑)。ここ3年ぐらい、履くのがめんどくさくて、スニーカーのかかとをふまないようにしよう、です。しっかり生きよう、という意味もこめました。
渡辺:映画ではトトロみたいな荷物で実家へ帰るシーンがありますが、自分も引っ越しを考えています。なので、断捨離しようよ。です。
きたろう:断捨離って何?
渡辺:取捨選択することですよ(笑)
和久井:体を動かしたくなります。ひとりでこっそりラジオ体操第一をやっています。挑戦しようよ、です。
菊地監督:ダイエットしようよ、です。若いころはやせてました。
きたろう:ぼくも若いころは高良健吾みたいだったよ(笑)

■「本作は、60歳にして道太郎が、「はじめて」の家事やラジオ体操、ご近所付き合いに 挑戦、奮闘し、淡い恋までします。道太郎に心を寄せられるのぞみを演じた和久井さん、こんな男性はいかがですか?
和久井:ジャージにポロシャツをインのこういう道太郎さんですが…撮影しているとき、ふとしたとき、違う草刈さんがいます、尊敬しています。
草刈:和久井さんには素直に恋心湧いてきます。感謝しています。
和久井:もったいないです。

■共演者の皆さんから草刈さんへ素敵なプレゼントが!
木村:雨も多くて大変な現場でしたが、草刈さんのあったかい人柄に救われました。感謝の気持ちを込めて、一筆加えました。心を込めてプレゼントさせてください。
草刈:嬉しくて、胸がいっぱいです。ウルウルします。

■最後に
菊地監督:気持ちがあったかくなる映画です。迷っていたこと、トライする気持ちが芽生えたら嬉しいです。
草刈:スタッフ、共演者の人柄に惚れて、作っていけました。恵まれた中で撮影出来て、嬉しいです。ヒットさせたいです!しみる映画だぞー(「真田丸」調で)

『体操しようよ』
11月9日(金)全国ロードショー
監督:菊地健雄
脚本:和田清人 春藤忠温
出演:草刈正雄 木村文乃 きたろう 渡辺大知(黒猫チェルシー) 徳井優 諏訪太朗 川瀬陽太 山田真歩 片桐はいり 大島蓉子 稲川実代子 木村八重子 加藤満 菅野久夫 平澤宏々路 余貴美子 小松政夫 平泉成 和久井映見
配給:東急レクリエーション

【ストーリー】 38年間無遅刻無欠勤、真面目だけが取り柄の会社員・佐野道太郎(草刈正雄)。18年前に妻を亡くし、しっかり者の娘・弓子(木村文乃)と2人暮らし。定年退職後「これからは自由に生きるぞ!」と意気込むものの、実際には何をしていいのか途方にくれ、しかも一人娘の弓子から「佐野家の新しい主夫は、お父さんです!」と宣言され家事担当に。ある日地元のラジオ体操会に参加したことで人生の風向きがかわっていく。体操会のマドンナのぞみ(和久井映見)に胸ときめかせ、彼女からの紹介でラジオ体操会会長の神田(きたろう)が営む便利屋の仕事を得て、年下の同僚で天文マニアの馬場薫(渡辺大知)と、地域の人々の様々な依頼を不器用ながらも取り組むことに。何事にも一生懸命だけど不器用な道太郎が、周囲から叱咤激励されながら人生を謳歌していく。

©2018『体操しようよ』製作委員会