スキャンダルに満ちた世紀の歌姫の人生を自身の“言葉”と“歌”で綴る『私は、マリア・カラス』12月公開!

音楽史に永遠に輝く才能と絶賛されたオペラ歌手、マリア・カラスの人生を、没後40年にして初めて綴った映画『私は、マリア・カラス』が、12月21日より公開されることが決定し、併せて予告編、場面写真、ポスタービジュアルがお披露目となった。

監督のトム・ヴォルフは、3年にわたる“真のマリア・カラスを探す旅”で、彼女の未完の自叙伝やこれまで封印されてきたプライベートな手紙、秘蔵映像や音源を入手。自宅でリラックスする素顔や友人たちと豪華クルーズを楽しむ姿を収めた8ミリや16ミリのプライベートフィルム、熱狂的なファンが無許可で撮影したパフォーマンス、放映ではお蔵入りとなったTVインタビューなど、劇中の実に50%以上が初公開素材で、これまでモノクロでしか見られなかった映像も写真を基にカラー化した。

未完の自叙伝で語られる言葉、友人や愛する人に宛てた手紙は、映画『永遠のマリア・カラス』でカラスを演じたファニー・アルダンが命を吹き込むように朗読。本作では、スキャンダルやバッシングの嵐の中、プロフェッショナルとしての信念を胸に倒れても歌うことを諦めなかった信念と、ひとりの女性として愛を切望し葛藤するディーヴァの真実の姿が、彼女自身の“言葉”と“歌”で綴られる。

予告編は、エリザベス女王、ブリジット・バルドー、カトリーヌ・ドヌーヴなど、カラスの歌声に魅了された著名人の映像も収められ、その後世界から非難され続けることになったローマ歌劇場のキャンセル事件、メトロポリタン歌劇場支配人からの契約解除宣言、大富豪オナシスとの大恋愛と裏切りなど、尊敬や称賛だけではなく、数々のスキャンダルで人々の妬みや好奇の視線も一身に浴びたカラスの貴重な映像と、当時の彼女自身の想いがふんだんに盛り込まれている。

『私は、マリア・カラス』
12月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国順次ロードショー
監督:トム・ヴォルフ
朗読:ファニー・アルダン
配給:ギャガ

【作品概要】 むき出しの魂で歌い、愛した世紀の歌姫マリア・カラス。没後40年、未完の自叙伝や封印された手紙、映像・音源の数々が紐解かれる―。マリア・カラス本人の「歌」と「言葉」だけで綴られる“真実の告白”。そこには、プロフェッショナルとしての信念と、ひとりの女性としての幸せに揺れる姿があった。

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