安田顕、人生初の国際映画祭レッドカーペットに感激!『愛しのアイリーン』第23回釜山国際映画祭オープニングセレモニー レポート

「ザ・ワールド・イズ・マイン」「宮本から君へ」を手掛けた新井英樹の同名コミックを、安田顕主演、吉田恵輔監督で実写映画化した『愛しのアイリーン』が、9月14日より公開中。このほど、10月4日から韓国・釜山にて開催中の第23回釜山国際映画祭<アジア映画の窓>部門に本作が出品され、主演を務める安田顕、ナッツ・シトイ、吉田恵輔監督がオープニングセレモニーに登場した。

「自分の代表作になるかもしれない」と『愛しのアイリーン』について語ったことのある安田は、本作で初の国際映画祭の舞台に立つことについて「素直にうれしかった。アジア最大の映画祭という晴れやかな舞台を経験できたこと、そしてこの場に立たせてくれた『愛しのアイリーン』に関わった全ての人に心から感謝したいです」と喜びを語り、自身の「代表作かもしれない」と語った本作が、韓国の地で上映されることについて「韓国・釜山を皮切りに今後いろんな国でこの映画を見てもらうことになると思う。どんな反応がいただけるのか、今から楽しみ。次に目指したいというか…生意気にとられるかもしれませんが、具体的な映画祭を目指すというより、いろんな国の人に共感してもらえる作品があって、それに携われることがあったらありがたいです」と感慨深く語った。本作で大抜擢されたフィリピン人女優のナッツ・シトイは、共に初の海外映画祭の舞台について「うまく言葉で表現できないような不思議な感覚です。とにかく幸せな気持ちでいっぱい」と、安田とともに興奮を隠せない様子だった。

そして、20年前塚本晋也監督のスタッフとして訪れた、生まれて初めての映画祭の地に、監督として立つことについて吉田監督は「とにかくうれしいです。オープニングに参加したことはもちろん、見たのも初めてだったので」と興奮気味にコメント。『ヒメアノ~ル』『犬猿』で上海国際映画祭を体験した吉田監督は、釜山国際映画祭の会場の様子について「これまで参加した映画祭とは規模が全く違いますね。想像以上に華やか」と感想を述べた。最後に安田から「見てくださった方たちからとてもいい感想をいただいていて、うれしく思っています。ご覧になった方の心に残る映画だったらいいなと思っています」、ナッツから「とても美しい作品なのでたくさんの人に見ていただけることを願っています!」と、日本の観客に向けてメッセージが送られた。

『愛しのアイリーン』
9月14日(金) TOHOシネマズ シャンテ他にて全国ロードショー中
監督・脚本:吉田恵輔
原作:新井英樹「愛しのアイリーン」(太田出版刊)
音楽:ウォン・ウィンツァン
主題歌:奇妙礼太郎「水面の」(WARNER MUSIC JAPAN/HIP LAND MUSIC CORPORATION)
出演:安田顕 ナッツ・シトイ 河井青葉 ディオンヌ・モンサント 福士誠治 品川徹 田中要次 伊勢谷友介 木野花
配給:スターサンズ

【ストーリー】 寒村の地。久方ぶりに岩男(いわお)が帰省したその日は、死んだことすら知らなかった父親の葬儀中だった。しかも岩男はフィリピンで買って来た嫁、アイリーンを連れていた!42歳まで恋愛を知らずに生きてきた岩男に無邪気にまとわりつくアイリーン。騒つく参列者たちの背後から現れたのは、ライフルを構えた喪服姿の母親ツル。今、戦慄の来訪記が幕を開ける―。

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