イラストレーターの宇野亞喜良とコラボしたスペシャル劇場鑑賞券の発売が決定!エル・ファニング主演『メアリーの総て』

200年にわたり愛され続けてきたゴシック小説の金字塔「フランケンシュタイン」を生み出した作家メアリー・シェリーの人生を、エル・ファニング主演で映画化した『メアリーの総(すべ)て』が12月に公開される。このほど、日本を代表するイラストレーター・宇野亞喜良とコラボレーションしたスペシャル劇場鑑賞券の発売が決定し、鑑賞券と特典のノートブックに描かれるオリジナルイラストがお披露目となった。

どこか神秘的な美しさを感じさせる宇野亞喜良のイラストは、椎名林檎、布袋寅泰など錚々たるアーティストをも魅了し、彼らのアルバムのジャケットデザインなどを手がけるほか、最近では、資生堂の化粧品ブランド「マジョリカ マジョルカ」とコラボレーションした似顔絵ジェネレーター「マジョリ画」が話題となった。

本作とのコラボでは、宇野は「映画からインスピレーションを受けて、僕の中のイマジネーションの世界でメアリーを描き上げた」と語り、ゴシックで幻想的なタッチでオリジナルイラストを完成させた。このイラストがデザインされたスペシャル劇場鑑賞券は、10月13日より全国の上映劇場(一部劇場を除く)にて発売される予定だ。※劇場前売り券は、宇野亞喜良によるオリジナルイラストが描かれたスペシャル劇場鑑賞券と映画のポスター画像を用いた2種類を発売予定。特典のオリジナルノートブックは全国限定800個まで(なくなり次第終了)。詳細:『メアリーの総て』公式サイト gaga.ne.jp/maryshelley/

■宇野亜喜良 コメント
若い女性が<フランケンシュタイン>という怪奇小説を書き上げる…というエピソードが映画になった。これが百年以上前の話だから、いろんな部分が面白い。自動車もないし、電気もない。小説を書くのは万年筆や、あるいは優雅な羽根ペンなどではなく、不思議なペッタンコの鉛筆なのである。この時代にはまだ女性の作家の存在が認められていなかったようで、出版された本の表紙に作家名はなく、作家名が入るのは2刷り以降のことらしい。現代人には全ての事象が新鮮である。リアリズムで描くロマネスクの世界。映画からインスピレーションを受けて、僕の中のイマジネーションの世界でメアリーを描き上げた。

『メアリーの総て』
12月 シネスイッチ銀座、シネマカリテほか全国順次公開
監督:ハイファ・アル=マンスール
出演:エル・ファニング ダグラス・ブース ベル・パウリー トム・スターリッジ
配給:ギャガ

【ストーリー】 19世紀イギリス。小説家を夢見るメアリーは“異端の天才”と噂される、妻子ある詩人パーシー・シェリーと出会う。互いの才能に強く惹かれあった二人は、情熱に身を任せ、駆け落ちする。愛と放蕩の日々は束の間、メアリーに襲い掛かる数々の悲劇。失意のメアリーはある日、夫と共に滞在していた、悪名高い詩人・バイロン卿の別荘で「皆で一つずつ怪奇談を書いて披露しよう」と持ちかけられる。深い哀しみと喪失に打ちひしがれる彼女の中で、何かが生まれようとしていた―。

© Parallel Films (Storm) Limited / Juliette Films SA / Parallel (Storm) Limited / The British Film Institute 2017