「第10回下北沢映画祭」全プログラム発表!柄本佑 × 三宅唱監督、松居大悟監督の作品などを特集

ジャンルを問わないコンペティションをメインに、音楽や演劇、ファッション、グルメなど下北沢を彩るさまざまなカルチャーを切り口にしたプログラムを行う下北沢映画祭。今年で開催10回目となる「第10回下北沢映画祭」が10月26日から28日の3日間、北沢タウンホールほか全4会場で開催される。このほど、本映画祭の全プログラムが発表された。

今年のテーマは、「to be continued お楽しみはまだまだ続く」。第11回以降を見据えての「通過点」でありたいという思い、映画やドラマ、ゲームで「to be continued」というワードを見た時のワクワク感や期待感を、映画祭を通して感じて欲しいという思いが込められている。昨年に続き、下北沢トリウッドでの開催はもちろんのこと、下北沢ReG、北沢タウンホール、本屋B&Bなど全4会場にて6つのプログラムを開催する。

開催プログラム

■柄本佑×三宅唱、特集上映
9月1日に公開、函館を舞台に、佐藤泰志の原作を現代に蘇らせたリアルなのに浮遊感のある青春映画の傑作『きみの鳥はうたえる』。主演を務めた柄本佑と監督・三宅唱、映画を愛し、映画に愛された二人を大特集。柄本佑監督、三宅唱が助監督を務めた『ムーンライト下落合』、『きみの鳥はうたえる』にも出演している石橋静河が主演を務める『NAGAHAMA』、『八月八日』を一挙上映し、ゲストに三宅唱監督を迎え、上映後にトークショーを行う。

日時:10月26日(金)19:30開映(19:15開場)
会場:下北沢トリウッド
上映作品:『ムーンライト下落合』『NAGAHAMA』『八月八日』
ゲスト:三宅唱監督 ほか
チケット:1,800円

<三宅唱監督 コメント>
開催おめでとうございます。『ムーンライト下落合』には助監督として参加しましたが、監督する佑の鬼気迫る姿に感動していました。6畳一間が舞台なのに、何度観ても異次元に連れていってくれる。大好きな映画です。『NAGAHAMA』『八月八日』は、石橋さんと出会ってからまもなくの時期に一緒に実験するように作った短編。生まれ変わり続ける女優という生き物の最初期の姿に、撮影の四宮さんと共に立ち会うことができたのは幸運でした。

■ちょっとの雨ならがまん in 下北沢
GAUZE、G.I.S.M.、THE EXECUTE、THE COMES、町田町蔵、石井聰亙…名だたるアーティストたちが出演し、音楽シーンのみならず世界中に影響を与え続ける80年代日本のハードコア・パンクシーンの黎明期を映像作家の安田潤司が記録した『ちょっとの雨ならがまん』。1984年に初公開、劇場やライブハウスを熱狂の渦に巻き込んだのち、1994年を最後に一切の上映をやめビデオ化されることもなく消えた。この夏、初公開から34年の時を経て、新宿のK’s cinemaで公開された伝説的ドキュメンタリー・パンク映画。

日時:10月27日(土)11:45開映(11:30開場)
会場:下北沢ReG
上映作品:『ちょっとの雨ならがまん』
ゲスト:近日発表予定
チケット:2,000円 +1ドリンク600円

■演劇×映画の可能性
劇団ゴジゲンの主宰にして『ワンダフルワールドエンド』『私たちのハァハァ』など数々の映画を手掛け、活躍のフィールドを広げ続ける松居大悟。松居監督が完全オリジナルで作りあげたラブストーリー『君が君で君だ』。下北沢を舞台に74分ワンカットで描いた青春譚『アイスと雨音』に並走し、メイキング撮影を担当したエリザベス宮地監督によるドキュメンタリー『ファーストキス』。本映画祭でしか観ることができない豪華2本立て上映。演劇の街・下北沢からお届けする演劇×映画の可能性に迫るプログラム。

日時:10月28日(日)10:45開映(10:30開場)
会場:北沢タウンホール
上映作品:『君が君で君だ』『ファーストキス』
ゲスト:松居大悟監督
チケット:2,000円

<松居大悟監督 コメント>
下北沢映画祭開催決定おめでとうございます。下北で劇をしたり映画を撮ったりしているゴジゲンの松居です。7年前に下北で上演した劇を元に作った映画『君が君で君だ』上映いただくこと、嬉しく思います。下北で見ると、より味わいがあるので、反応が楽しみです。今年10月には下北沢駅前劇場で、映画を更に突き詰めたゴジゲン「君が君で君で君を君を君を」という新作の劇をやるので、そちらも合わせて見てもらえたら嬉しいです。とにかく今の願いは、映画祭が盛り上がることと、下北沢南口が早くなんとかなってほしいことです!

■MOOSIC LAB 2018 -下北沢映画祭セレクション-
数々の名作や映画監督、ミュージシャンや役者を輩出してきた音楽×映画の祭典「MOOSIC LAB(ムージック・ラボ)」。7年目を迎えた2018年、下北沢映画祭セレクトによるプレミアム上映が決定。「ノンストップナンセンスコメディ」を掲げ、今最も注目を集める劇団献身の主宰・奥村徹也×狐火による『cat fire』。第9回下北沢映画祭に『弱者よ踊れ』がノミネートされた安楽涼×OOPARTZによる『1人のダンス』。短編部門から下北沢に縁のある2作品をセレクト。いち早く注目作を鑑賞できるプログラム。

日時:10月28日(日)15:15開映(15:00開場)
会場:北沢タウンホール
上映作品:『cat fire』『1人のダンス』
ゲスト:奥村徹也監督、安楽涼監督、OOPARTZ
チケット:1,800円

■第10回下北沢映画祭コンペティション
実写、アニメーション、ドキュメンタリーなどジャンルを問わずに公募を行うコンペティション。応募総数253作品の中からスタッフによる選定を通過した全10作品を期間中に上映し、最終日28日にゲスト審査員によるグランプリと準グランプリのほか、観客の皆様の投票による観客賞、日本映画専門チャンネル賞を決定。授賞式後は審査員とノミネート監督全員によるトークセッション、グランプリ作品の上映を行う。

日時:10月27日(土)・28日(日)
会場:下北沢トリウッド、北沢タウンホール
チケット:各回800円/3回券1,600円/授賞式1,000円
審査員:直井卓俊(企画・配給プロデューサー)、大槻貴宏(トリウッド代表)、轟夕起夫(映画評論家)
ゲスト審査員:大九明子監督

■今泉力哉×大橋裕之スペシャルトークイベント
昨年度、コンペティション審査員を務めた今泉力哉監督が、漫画家・大橋裕之先生を迎えて、本映画祭の開催を記念したトークショーを実施。貴重な短編映画の上映に加えて、当日新情報の発表を予定している。

日時:10月27日(土)15:00~17:00 (14:30開場)
会場:本屋B&B
チケット:前売 1,500円/当日 2,000円+1ドリンクオーダー
※本イベントのみ、チケットはB&Bサイト(http://bookandbeer.com/)にて販売。

■第10回下北沢映画祭 開催概要
日程:10月26日(金)~28日(日)
会場:北沢タウンホール、下北沢ReG、下北沢トリウッド、本屋B&B
チケット:9月29日(土)10時より下北沢映画祭公式サイトにて販売開始
詳細:公式サイト shimokitafilm.com