中国の現代美術家アイ・ウェイウェイ監督の難民ドキュメンタリー『ヒューマン・フロー 大地漂流』2019年1月公開!

中国の現代美術家で、民主化・公民運動の旗手でもあるアイ・ウェイウェイ(艾未未)の監督最新作『ヒューマン・フロー 大地漂流』が、2019年1月に公開されることが決定した。

本作は、2017年ベネチア国際映画祭5部門受賞の難民ドキュメンタリー。社会運動家としても精力的に活動するアイ・ウェイウェイが、自らギリシャのレスボス島を中心に23カ国を超える40箇所もの難民キャンプを訪れ、インタビューを敢行。貧困・戦争・気候変動など、様々な理由で増加し続ける難民を何年にもわたって取材し、世界問題となっている難民危機の現状を追う。

中国現代美術を先導するアイ・ウェイウェイは、数々の国際展覧会に出展し、建築家としては2008年の北京オリンピックの「鳥の巣スタジアム」のデザインをしたことで知られている。一方で、人権活動にも力を入れており、2008年の四川大地震で死亡した児童・生徒・学生への援助と実態調査をはじめとする当局への責任追及により、2010年に北京の自宅において軟禁された。日本ではこれまでに『アイ・ウェイウェイは謝らない』(2013)が劇場公開されている。

また、アイ・ウェイウェイは現代美術家として、10月6日から2019年1月20日に開催される六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展「カタストロフと美術のちから展」に作品を出品することが決定している。

『ヒューマン・フロー 大地漂流』
2019年1月、シアター・イメージフォーラム他にてロードショー
監督・製作:アイ・ウェイウェイ
配給:キノフィルムズ

©2017 Human Flow UG. All Rights Reserved.