市村正親がスクルージ役で実写映画の吹替えに初挑戦!『Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~』

1843年に出版された英文学の傑作「クリスマス・キャロル」が生まれる過程を描いたファンタジー『Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~』が、11月30日より公開となる。このほど、クリストファー・プラマー演じるスクルージ役の日本語吹替え声優を、市村正親が務めることが発表された。

本作は、170年以上にわたって愛され続け、幾度も映画化されてきたチャールズ・ディケンズの不朽の名作「クリスマス・キャロル」の物語がいかにして誕生したのか、その創作過程とディケンズの心の旅を、おなじみのキャラクター、スクルージとの出会いを交えながら、ユニークかつファンタジー感たっぷりに描く。

自身が生み出したキャラクターたちと対話をしながら、新作の執筆に挑む若き日のチャールズ・ディケンズを演じるのは、ディズニー映画『美女と野獣』、ドラマ「ダウントン・アビー」「レギオン」などに出演のダン・スティーヴンス。彼の前に分身のように現われてインスピレーションを与えるスクルージには、『人生はビギナーズ』のオスカー俳優、クリストファー・プラマーが扮する。このほか、息子の名声に頼ってばかりいるが、どこか憎めないチャールズの父に、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、「ゲーム・オブ・スローンズ」でおなじみのジョナサン・プライス。監督はドラマ界でも活躍するバハラット・ナルルーリが務める。

市村は、ミュージカル『スクルージ~クリスマス・キャロル~』で1994年の初演以来、5度もスクルージ役を演じてきた経験を持つ。今回が実写映画の吹替え初挑戦となる市村は、「これまでずっとスクルージ役を演じてきた僕にこのお話がくるのは当然だと思いました(笑)。スクルージは物語の初めと終わりで真逆の性格を持つようになり、悪と善のどちらも象徴している異色の主人公。毎回彼を演じることで、僕自身の過去、現在、未来を見つめ直すきっかけをくれるので、とても思い入れの強いキャラクターです。本作ではディケンズがどうやってそんなスクルージを生み出したのかが明かされています。とても楽しく、最後には幸せな気持ちになる作品ですので、ぜひご期待ください!」と意気込みを語っている。

『Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~』
11月30日(金)、新宿バルト9ほか全国ロードショー
監督:バハラット・ナルルーリ
出演:ダン・スティーヴンス クリストファー・プラマー ジョナサン・プライス
配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES

【ストーリー】 1843年10月、ヒット作に恵まれない中、家族や家の維持費で金欠状態だった小説家チャールズ・ディケンズは、どうにかヒット作を生み出そうと奮闘する。新作の執筆に没頭しているうちに小説の世界に入り込んでいき、やがて現実と幻想の境目が曖昧になっていく―。そこで「クリスマス・キャロル」の登場人物スクルージらとの出会いを経て、幼少期の隠された記憶や実父との確執といった自分の問題と対峙していくのだった。

©BAH HUMBUG FILMS INC & PARRALLEL FILMS (TMWIC) LTD 2017