高杉真宙、舞台挨拶で涙「観る人が大好きになってくれたら…」映画『君の膵臓をたべたい』初日舞台挨拶レポート

昨年7月には実写映画が大ヒットを記録し、累計書籍発行部数が260万部を突破した住野よるの同名デビュー小説をアニメーション化した映画『君の膵臓をたべたい』が9月1日に公開初日を迎え、同日、新宿バルト9で行われた舞台挨拶にボイスキャストの高杉真宙、Lynn、藤井ゆきよ、内田雄馬、和久井映見、牛嶋新一郎監督が登壇した。

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主人公「僕」を演じた高杉。大好きなアニメ声優に挑戦したことについて「この作品に関わることができて、改めて良かったと思いました。冷静にここに立ってますけど、心の中ではめちゃくちゃ盛り上がっていて(笑)。今までにない感情。素の僕が出てきそうな。ずっと押さえつけている感じ(笑)」と喜びを噛み締めつつ、「それだけ作品が好きなんですね?」というMCからの質問にも「全然ここで叫べます、大好きでーす!」と笑顔を見せた。

当日は、劇中で「僕」と桜良が距離を縮めるきっかけとなった“真実か挑戦か”ゲームに登壇者が挑戦。壇上の誰かを、“お姫様抱っこ”することになった高杉に対して、男性の内田が「準備は出来てるけど」とまさかのアピール。高杉は「そう言われたら挑戦するしかない(笑)」と、内田をお姫様抱っこして会場を爆笑に包んだ。

最後の挨拶でLynnは「皆さんの気持ちに少しでも温かい気持ち、幸せの気持ちが生まれたら嬉しいです。泣きそうになっちゃう…」と映画の公開に感無量の様子。続いて高杉も「舞台挨拶で泣きそうになることもなかなかなくて、我慢しつつしゃべってるんですけど…」と言葉をつまらせつつ、「いろいろな人と出会って、この作品に参加することができて良かったと思っております…」と涙をこらえきれず後ろを向く場面も。和久井から「泣いてもいいよ」という言葉を受けた高杉は、涙を見せまいと言葉を振り絞り「大好きな作品になりました。観る人が大好きになってくれたらいいなと思います」と目をにじませながら頭を下げ、会場を感動で包んでいた。

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『君の膵臓をたべたい』
9月1日(土)全国ロードショー
監督・脚本:牛嶋新一郎
原作:住野よる「君の膵臓をたべたい」(双葉社刊)
原作イラスト:loundraw
キャラクターデザイン・総作画監督:岡勇一
アニメーション制作:スタジオヴォルン
オープニングテーマ・劇中歌・主題歌:sumika
声の出演:高杉真宙 Lynn 藤井ゆきよ 内田雄馬 福島潤 田中敦子 三木眞一郎 和久井映見
配給:アニプレックス

【ストーリー】 他人に興味をもたず、いつもひとりで本を読んでいる高校生の「僕」。そんな「僕」はある日、偶然『共病文庫』と記された一冊の文庫本を拾う。それは、天真爛漫なクラスの人気者・山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女が膵臓の病気で、余命いくばくもないことが記されていて…。病気を隠して日常を過ごす桜良と、その秘密を知った「僕」。二人の距離には、まだ名前がない。

(C)住野よる/双葉社 (C)君の膵臓をたべたい アニメフィルムパートナーズ