ドキュメンタリー映画の父、ロバート・フラハティ監督の代表作『極北のナヌーク』デジタル・リマスター版で 9月より特別上映決定!

ドキュメンタリー映画の始祖ロバート・フラハティが南の島の暮らしを収めたドキュメンタリー『モアナ 南海の歓喜』が9月15日より公開される。このほど、本作の公開に併せて、フラハティ監督の代表作『極北のナヌーク』デジタル・リマスター版が、9月15日より特別上映されることが決定した。

1922年に公開された『極北のナヌーク』は、白銀の雪と氷に閉じ込められたカナダ北部の極地に住む、主人公ナヌークを長とするイヌイット(エスキモー)族一家が、厳しい大自然の中でたくましく生きてゆく様が記録されている。

併せて公開となる『モアナ 南海の歓喜』は、1923年にフラハティ監督が妻のフランシスと子どもたちとともに南太平洋にあるサモア独立国のサヴァイイ島を訪れ、サモアの人々のエキゾチックな生活を撮影し、近代化によって先進国では見られなくなった風習や儀礼の数々を収録した。

『極北のナヌーク』
9月15日(土)より岩波ホールにて特別上映(1日1回 連日15:20から上映)
監督:ロバート・フラハティ

(C) 2013 by Film Preservation Associates, Inc.

『モアナ 南海の歓喜』
9月15日(土)より岩波ホールにて公開
監督:ロバート・フラハティ
共同監督:フランシス・フラハティ モニカ・フラハティ
撮影:ロバート・フラハティ デヴィッド・フラハティ
録音:モニカ・フラハティ リチャード・リーコック
配給:グループ現代

【作品概要】 南太平洋サモア。生命を豊かに育む海と、ヤシや緑が生い茂る美しい島。人々は伝統を守りお互いに助け合い生きていた。楽園のようなこの島に暮らすー家の長男モアナには、ファアンガセという婚約者がいた。タロイモを採り、丸木舟で海に出て魚を採る、のどかな島の暮らし。ただお祝いの儀式だけは特別だ。今日はモアナの結婚式。ほら貝の音とともに太鼓が鳴り響き、村は子どもから大人まで祝祭に満ち溢れている。モアナは、成人男性のしるしであるタトゥーを施し、ファアンガセとともに歓喜の踊りを舞い、盛大な挙式が始まった。

©2014 Bruce Posner-Sami van Ingen. Moana © 1980 Monica Flaherty-Sami van Ingen. Moana © ℗1926 Famous Players-Laski Corp. Renewed 1953 Paramount Pictures Corp.