木村文乃、尾野真千子を絶賛「尾野さんにしかできない」映画『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』公開記念舞台挨拶レポート

『メアリと魔女の花』(米林宏昌監督)を発表したスタジオポノックが、短編アニメーションの制作レーベルとして「ポノック短編劇場」を新設し、第一弾となる『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』が8月24日に公開初日を迎えた。本作の公開記念舞台挨拶が、8月25日にTOHOシネマズ 日比谷で行われ、米林宏昌、百瀬義行、山下明彦の3名の監督とともに「カニーニとカニーノ」の木村文乃、鈴木梨央、「サムライエッグ」の尾野真千子が登壇した。

各作品の監督陣と共に、華やかな浴衣姿で登場した木村、鈴木、尾野。「カニーニとカニーノ」のカニーニ役を演じた木村は、映画の感想を聞かれると「私達が普段見ている自然というものが、視点を変えるだけでこんなに違って見えるんだと思った。(カニの脅威として、誇張して描かれた)かなり気持ち悪いお魚を、川に行って見てみたい」と話した。

「サムライエッグ」で主人公シュンのママ役を担当した尾野。他の2作品でやってみたい役を聞かれると、「透明人間」で田中泯が演じた盲目の男をあげ、「田中泯さんが目をつむって演じたらしいのですが、ただ台本を見てセリフを言うのと、全然違うんだろうなと。やり方にすごく興味を持った」と語った。

木村は印象に残ったシーンを聞かれると、「尾野真千子さんは、もともとすごい好きな女優さん」と前置きしてから、尾野の岸和田弁のセリフを絶賛。「尾野さんにしかできない芝居」と称えると、尾野はガッツポーズをとりつつ「嬉しいけど、恥ずかしい。後でお礼言う(笑)」と照れ笑いを浮かべた。

最後に、映画のタイトルにちなんで身の回りの小さな英雄は誰?という質問が。尾野は「事務所の方々。陰で色々頑張って、勇気づけてくれる」とスタッフに感謝。木村は「この映画3作品とも、赤ちゃんが印象的。彼らが今後英雄になって、私達を支える世代になると思う」と力説していた。

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『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』
8月24日(金)全国ロードショー

「カニーニとカニーノ」
監督:米林宏昌
音楽:村松崇継
声の出演:木村文乃 鈴木梨央

「サムライエッグ」
監督:百瀬義行
音楽:島田昌典
声の出演:尾野真千子 篠原湊大 坂口健太郎

「透明人間」
監督:山下明彦
音楽:中田ヤスタカ
声の出演:オダギリジョー 田中泯

企画制作:スタジオポノック
配給:東宝

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