北香那&蒼井優、サプライズの似顔絵に感激「ケーキまでは台本に書いてあった(笑)」映画『ペンギン・ハイウェイ』初日舞台挨拶レポート

「夜は短し歩けよ乙女」、「有頂天家族」など、数々のベストセラー作品を持つ森見登美彦の同名小説を原作としたアニメーション映画『ペンギン・ハイウェイ』が8月17日に公開初日を迎え、TOHOシネマズ 日比谷で行われた舞台挨拶に、ボイスキャストの北香那、蒼井優、西島秀俊、竹中直人、そして石田祐康監督、原作の森見登美彦が登壇した。

初日を迎えた感想について、主人公のアオヤマ君役を演じた北は「初めての声優で不安とか緊張もあるのですが、それを皆さんがどう受け止めてくださるのか心配でもあり、ものすごくワクワクする」とコメント。お姉さん役の蒼井は「(石田監督は)愛らしい方で、全カットにその愛情を詰め込んだ映画。気に入っていただけると嬉しい」と上映を楽しみに待っている観客に、作品をアピールした。原作の森見は「自分でも好き勝手に書いた作品。素晴らしい映画にしてくれて関係者の皆さまに感謝しています」と映画の出来に太鼓判を押した。

石田監督が着ているTシャツは、蒼井がプレゼントしたものらしく、「完成披露の時が、監督の誕生日だったので、ペンギンぽいTシャツを買っておいたのですが、意外とお会いする機会もなく…」と、この日に渡したことを告白した蒼井。舞台裏で着替えてきたという石田は「ちょうどアオヤマ君がこういう柄のTシャツを着ていたので(笑)。パワーをもらえた気持ちです。新たなお気に入りができました。ありがとうございました」と心から喜んでいる様子だった。

少年の目を通してある夏の冒険が描かれている本作にちなみ、この夏の挑戦してみたいことは? という質問が。蒼井は「南海キャンディーズのしずちゃんと、スキューバダイビングに行く約束をしたので行きたい」とコメント。西島は「キャンプファイヤーをやりたい。今年は外に出て、火を燃やしてみたい」と独特な願望を告白して会場を笑わせていた。

最後に、当日の8月17日に33歳の誕生日を迎える蒼井と、8月23日に21歳となる北を、サプライズケーキで祝福。石田監督から祝福のメッセージと共に、2人の似顔絵がプレゼントされると、北は「可愛く描いてくれてありがとうございます。嬉しいです」と、蒼井は「ケーキまでは台本に書いてあって、全然サプライズじゃないなと思ってたんですけど(笑)。ケーキも嬉しいですけど、本当に嬉しいです。大切にします」と喜びを露わにしていた。

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『ペンギン・ハイウェイ』
8月17日(金)より、全国ロードショー
原作:森見登美彦「ペンギン・ハイウェイ」(角川文庫刊)
監督:石田祐康
主題歌:宇多田ヒカル「Good Night」(EPIC レコードジャパン)
出演:北香那 蒼井優 釘宮理恵 潘めぐみ 福井美樹 能登麻美子 久野美咲 西島秀俊 竹中直人
配給:東宝映像事業部

【ストーリー】 小学四年生のアオヤマ君は、一日一日、世界について学び、学んだことをノートに記録する。毎日努力を怠らず勉強するので、「将来は偉い人間になるだろう」と思っている。そんなアオヤマ君にとって何より興味深いのは歯科医院の“お姉さん”。気さくで胸が大きくて、自由奔放でミステリアスなお姉さんをめぐる研究も、真面目に続けていた。ある日、アオヤマ君の住む郊外の街に突如ペンギンが現れ、そして消えた。さらにアオヤマ君は、お姉さんがふいに投げたコーラの缶がペンギンに変身するのを目撃する。「この謎を解いてごらん。どうだ、君にはできるか?」。一方、アオヤマ君は、クラスメイトのハマモトさんから森の奥にある草原に浮かんだ透明の大きな球体の存在を教えられる。やがてアオヤマ君は、その謎の球体“海”とペンギン、そしてお姉さんには何かつながりがあるのではないかと考えはじめる。そんな折、お姉さんの体調に異変が起こり、同時に街は異常現象に見舞われる。果たして、お姉さんとペンギン、“海”の謎は解けるのか―!?

(c)2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会