知英が真っ赤なドレスで韓国に凱旋!『私の人生なのに』第14回堤川(チェチョン)国際音楽映画祭 レポート

不治の病で半身不随となったオリンピック候補の新体操スター選手が、音楽と出会うことで新たな夢に向かって歩き始めていく青春サクセスストーリー『私の人生なのに』が、7月14日より公開中。このほど、8月9日に韓国・堤川(チェチョン)にて第14回堤川国際音楽映画祭が開催され、上映作品に選出された本作で主演を務めた知英がレッドカーペットに登場した。

音楽と映画の融合をテーマにする韓国唯一の音楽映画祭として、世界38ヶ国、116本の音楽映画が上映される本映画祭。日本では台風13号が通過するさなか、猛暑の韓国・堤川にて開催され、レッドカーペットに知英が登場すると、3000人を超える観客から大歓声が湧き、世界各国から集まった報道陣から注目を浴びた。知英の韓国レッドカーペット凱旋は、自国での絶大な人気を裏付けるワンシーンとなった。

昨年はEXO、過去にはイ・ビョンホン、ソン・ガンホなど様々な有名人が登場し、今年は映画『グリーン・デスティニー』や『HERO』などの映画音楽を作曲しアカデミー賞も受賞した譚盾(タン・ドゥン)、日本でもリメイクされた『八月のクリスマス』やペ・ヨンジュン主演の映画『四月の雪』の監督ホ・ジノ、映画『暗殺』『10人の泥棒たち』などのヒット作を手掛けた映画監督のチェ・ドンフンもレッドカーペットに登場した。

本作は、新体操スター選手の金城瑞穂(知英)が、脊髄梗塞で倒れ半身不随となり、絶望の中、数年ぶりに瑞穂の前に現れた幼なじみ柏原淳之介(稲葉友)と再会することで音楽と触れ合い、それぞれが抱える葛藤や悩みを乗り越えながら、人生がふたたび動き出していく青春ストーリー。主演の知英は、劇中ではギターの弾き語りも披露している。過去にも良質な作品が数多く選ばれているこの映画祭で、音楽によって救われる主人公を描いた本作が映画祭のテーマと合致し、上映作品に選出された。

■知英 コメント
先月招待されたプチョン国際映画祭から1か月もたたないうちに、また地元韓国の映画祭に参加することができてとても嬉しいです。韓国人ですがチェチョンには初めて来ました。日本で映画の撮影の合間をぬって来ましたが、ここは有名な湖と山、自然に囲まれた綺麗な場所なのでとても癒されています。今日チェチョンはとても暑かったのですが、映画祭の最中に雨が降ってきてびっくりしました。

『私の人生なのに』
7月14日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー中
監督・脚本:原桂之介
原作:清智英・東きゆう「私の人生なのに」(講談社刊)
出演:知英 稲葉友 落合モトキ 蜷川みほ 江田友莉亜 深沢敦 野中隆光 飯田孝男 根岸季衣 髙橋洋 赤間麻里子
主題歌:JY「涙の理由」
配給:プレシディオ

【ストーリー】 新体操のスター選手として将来を期待されていた金城瑞穂(知英)は、練習中に脊髄梗塞で倒れ下半身麻痺となってしまう。競技人生を絶たれた彼女には、両親やアスレチックトレーナーの誉田哲二(落合モトキ)の思いやりを受け入れることができず、絶望と孤独に苛まれる。塞ぎ込む日々の中、ストリートミュージシャンの幼なじみ・柏原淳之介(稲葉友)と数年ぶりに再会し、「一緒に歌おう!」と誘われるが戸惑いを隠せない。瑞穂はギターを手にすることで少しずつ音楽に惹かれていき…。人生がふたたび動きはじめた彼女が見た新たな夢とは?

©2018『私の人生なのに』フィルムパートナーズ