趣里 × 菅田将暉 『生きてるだけで、愛。』波乱の物語を予感させる場面写真

「異類婚姻譚」で第154回芥川賞を受賞した本谷有希子による芥川賞・三島賞候補となった同名小説を、趣里主演で映画化した『生きてるだけで、愛。』が11月9日より公開となる。このほど、本作の場面写真がお披露目となった。

出演には、主演の趣里をはじめ、菅田将暉、田中哲司、西田尚美、松重豊、石橋静河、織田梨沙、仲里依紗ら実力派俳優が集結。過眠症で引きこもり状態な上に、自分をコントロールできず理不尽な感情にさいなまれる主人公・寧子(趣里)と、出版社でゴシップ記事の執筆に明け暮れるも、やりがいを感じられずに日々をやり過ごす津奈木(菅田将暉)。3年にわたり同棲生活を送っている二人だが、寧子はたびたび津奈木に感情をぶつけ、対する津奈木は怒りもしなければ喧嘩に発展することすらない。そんな態度がむしろ寧子を苛立たせるが、二人は互いに自分の思いを言葉で伝える術を持っていなかった。そこへ津奈木の元恋人・安堂(仲里依紗)が現れたことから、寧子自身や津奈木との関係にも大きな変化が起こる。

監督は、有名企業のCMや、安室奈美恵、Mr.Childrenなど人気アーティストのミュージックビデオを手掛け、数々の国際的なクリエイティブアワードの受賞歴を持ち、本作が初の長編監督作となる映像作家の関根光才。本作では、フィルムの質感にこだわり、生身の人間に宿る心のなまめかしさとざらつきを16mmフィルムで映し出す。

場面写真は、寧子(趣里)と津奈木(菅田将暉)の姿や、突然寧子の前に現れ津奈木と別れるように迫る安堂(仲里依紗)、寧子をあたたかく迎え入れるアルバイト先の面々(田中哲司、西田尚美、織田梨沙)を捉えている。

『生きてるだけで、愛。』
11月9日(金)、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督・脚本:関根光才
原作:本谷有希子「生きてるだけで、愛。」(新潮文庫刊)
出演:趣里 菅田将暉 田中哲司 西田尚美 松重豊 石橋静河 織田梨沙 仲里依紗
配給:クロックワークス

【ストーリー】 生きてるだけで、ほんと疲れる。鬱が招く過眠症のせいで引きこもり状態の寧子と、出版社でゴシップ記事の執筆に明け暮れながら寧子との同棲を続けている津奈木。そこへ津奈木の元カノが現れたことから、寧子は外の世界と関わらざるを得なくなり、二人の関係にも変化が訪れるが…。

©2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会