『ジュラシック・ワールド/炎の王国』25年間シリーズを支えてきた制作会社ILMのVFX技術力に迫る特別映像

巨匠スティーヴン・スピルバーグが恐竜に命を吹き込み、映画史に偉大な足跡を残した『ジュラシック・パーク』シリーズ。2015年に新たにスクリーンに登場した『ジュラシック・ワールド』の続編にあたるシリーズ最新作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』が7月13日より公開中。このほど、25年間にわたりジュラシック・シリーズを支えてきた制作会社ILM(インダストリアル・ライト・アンド・マジック)の技術力に迫った特別映像がお披露目となった。

7月13日に日本公開を迎えた本作は、公開初日から7月16日の4日間で、動員145万3,273人、興収21億677万円と、前作では公開7日目で達成した20億円を突破。続く2週目も観客動員ランキングV2を果たし、現在は観客動員数240万人、興収35億円を突破し大ヒット公開中だ。

特別映像で「ジュラシック・シリーズでは、リアルな恐竜が求められる」とバヨナ監督が語るように、本作ではその“リアル”を追求すべく、生物を模したロボットを使って撮影する技術であるアニマトロニクスとCGを融合し、古生物学者らと相談して解剖学的に正しい恐竜の模型を骨格から再現するといった綿密さで作られている。視覚効果を務めたダン・バロウの「観客にはリアルな恐竜を楽しんでほしい」という言葉からもスタッフたちの情熱が伝わり、バヨナ監督もその技術力の高さについて「観客もCGかアニマトロニクスか目を欺かれると思うよ」と自信をのぞかせている。

アニマトロニクスで動く恐竜も、視覚効果での恐竜も、それぞれの分野で仕事をする一流アーティストたちを集結。製作を務めるフランク・マーシャルは、「ILMも監督と緊密な連絡を取りながら仕事を進めてくれたし、技術の限界に挑戦もしてくれた。恐竜たちの登場シーンを作り上げる道具箱に、新しい道具が増えていくのを見るのはとてもワクワクすることだよ。その上、これまでも長きにわたりすばらしい怪物たちを想像し続けてきたニール・スカンランも参加し、私たちのためにアニマトロニクスを作っている。リアルな恐竜を使ったことでファンも楽しいし、俳優たちにとっても、“実際の恐竜たち”とのやり取りがいいと思うんだ」と語っている。

また、VFXスーパーバイザーのデヴィッド・ヴィッカリーは、チームの野心について「これまでの作品に敬意を払いつつ、私たちがやろうとしていることは人々の記憶に残る、新たな映画的瞬間を作ることだ。映画館を出る時、すごい時間を過ごしたという気持ちになってほしいと思っている」と語っており、続けて「観客が恐竜たちを本物だと信じられなくなった瞬間、あっという間に映画の世界から連れ出されてしまい、経験が台無しになる。恐竜の外見やサイズ、動きだけにとどまらず、その性格や特徴までを理解するため、私たちは可能な限り深く掘り下げる」とその熱い想いを明かしている。

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』
7月13日(金)より全国ロードショー中
監督:J・A・バヨナ
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ コリン・トレボロウ
キャラクター原案:マイケル・クライトン
脚本:デレク・コノリー コリン・トレボロウ
出演:クリス・プラット ブライス・ダラス・ハワード B・D・ウォン ジェームズ・クロムウェル テッド・レヴィン ジャスティス・スミス ジェラルディン・チャップリン ダニエラ・ピネダ トビー・ジョーンズ レイフ・スポール ジェフ・ゴールドブラム
配給:東宝東和

【ストーリー】 ハイブリッド恐竜インドミナス・レックスとT-レックスが死闘を繰り広げ崩壊したテーマパーク「ジュラシック・ワールド」を有する島、イスラ・ヌブラル島では“火山の大噴火”の予兆がとらえられていた。迫り来る危機的状況の中、人類は恐竜たちの生死を自然に委ねるか、自らの命を懸け救い出すかの究極の選択を迫られていた―。そんな中、恐竜行動学のエキスパート、オーウェン(クリス・プラット)はテーマパークの運営責任者だったクレア(ブライス・ダラス・ハワード)と共に、恐竜を救い出すべく行動を起こす事を決意、島に向かったその矢先、火山は大噴火を起こし、生き残りをかけた究極のアドベンチャーが幕を開ける!

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