クエンティン・タランティーノも絶賛!LAの裏社会で蔓延る犯罪カルチャーを描く『ローライフ』「カリコレ2018」にて7月上映決定&予告編

メキシコ国境近くのLAの裏社会で蔓延る犯罪カルチャーを描く『ローライフ』が、新宿シネマカリテで開催される「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2018」にて7月25日より公開となる。このほど、本作の予告編がお披露目となった。

本作は、メキシコ国境近くのLAを舞台に、麻薬やアルコール中毒者、臓器売買人、不法移民など、貧困にあえぐ“ローライフ”(=軽蔑すべき人間、堕落した人、犯罪者)な人々を描く。4つのセクションからなるストーリーは、クエンティン・タランティーノ監督の『レザボア・ドッグス』や『パルプ・フィクション』を彷彿とさせ、時系列と謎、そしてユーモアが絡み合いながら展開していく。

監督は、2012年に短編映画『Narcocorrido』(原題)でロバート・ゼメキス、スパイク・リーを輩出した学生アカデミー賞で銀賞を受賞したライアン・プロウズ。2017年長編デビュー作となった本作は、カナダで開催された北米最大のジャンル映画の祭典「ファンタジア国際映画祭」で特別審査員賞と観客賞を受賞、クエンティン・タランティーノが絶賛し話題となった。

▲私物のマスクを手に持つクエンティン・タランティーノ(中央)とライアン・プロウズ監督(右端)

『ローライフ』
7月25日(水)より新宿シネマカリテで開催の「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2018」にて公開
監督:ライアン・プロウズ
製作:トム・フォンドル
脚本:ティム・カリオ ジェイク・ギブソン ライアン・ブロウズ
撮影:ベンジャミン・キチェンズ
出演:ニッキー・ミッチョー リカルド・アダム・サラテ マーク・バーハム ジョン・オズワルド シェイ・オグボンナ サンタナ・デンプシー ホセ・ロゼテ

【ストーリー】 貧困と犯罪、危険と悪意に満ちたメキシコ国境近くのLA。この街には不法移民やチンピラ、ジャンキー、様々な人達が交錯している…。元覆面レスラー“モンストロ”はこの街で悪業を斡旋するボス(テディ)の片腕として働くが、キレると何をしでかすか判らなくなる。過去の栄光を捨て家族の為に金を稼ぐが、妻は麻薬中毒で喧嘩が絶えない。この街では、警官も信用できない。金の為にテディの臓器売買、殺人に一役買っている。犯罪にまみれたこの街で、モンストロは妻に宿った赤ん坊だけが未来への希望なのだが―。