J・A・バヨナ監督「翻弄される恐竜たちへの感情移入がテーマ」『ジュラシック・ワールド/炎の王国』恐竜たちのリアルな姿に注目した特別映像

巨匠スティーヴン・スピルバーグが恐竜に命を吹き込み、映画史に偉大な足跡を残した『ジュラシック・パーク』シリーズ。2015年に新たにスクリーンに登場した『ジュラシック・ワールド』の続編にあたるシリーズ最新作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』が7月13日に全国ロードショーとなる。このほど、観る者の「感情移入」を手助けする役割を担う、一流アーティストが手掛けたリアルな恐竜の姿に注目した特別映像がお披露目となった。

特別映像では、「6500万年前に絶滅した恐竜には、現代は異次元も同然だ。人間が同じ立場に置かれたらどうだろう?別世界に放り込まれたら?」と製作総指揮のコリン・トレボロウが語っているが、バヨナ監督も説明するように、本作では「翻弄される恐竜たちへの感情移入」がテーマとなる。その「感情移入」をよりリアルに感じさせるため、様々な分野の一流アーティストが制作に携わった。その仕上がりは、古生物学コンサルタントであるジョン・ハンクラも「恐竜の世界は滅びても、恐竜たちの姿はリアルだった」と称賛している。

物語を語る上で最も重要な鍵を握るのが、主人公オーウェン(クリス・プラット)が孵化したての頃から深い関わりを持つヴェロキラプトルのブルー。トレボロウは「第1作ではジョン・ハモンドが、恐竜が誕生するたび、孵化するたびにその場にいようとしていた。それは彼自身を恐竜たちの脳裏に焼き付けようとしたからだ。今作では、観客の脳裏には、すでに前作でブルーのことが刻み付けられている。だからこそブルーはこの第2作目で、観客が大事にしたい主要な登場人物となっている」と、スピルバーグと同じ描き方をしていると説明している。

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』
7月13日(金)全国ロードショー
監督:J・A・バヨナ
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ コリン・トレボロウ
キャラクター原案:マイケル・クライトン
脚本:デレク・コノリー コリン・トレボロウ
出演:クリス・プラット ブライス・ダラス・ハワード B・D・ウォン ジェームズ・クロムウェル テッド・レヴィン ジャスティス・スミス ジェラルディン・チャップリン ダニエラ・ピネダ トビー・ジョーンズ レイフ・スポール ジェフ・ゴールドブラム
配給:東宝東和

【ストーリー】 ハイブリッド恐竜インドミナス・レックスとT-レックスが死闘を繰り広げ崩壊したテーマパーク「ジュラシック・ワールド」を有する島、イスラ・ヌブラル島では“火山の大噴火”の予兆がとらえられていた。迫り来る危機的状況の中、人類は恐竜たちの生死を自然に委ねるか、自らの命を懸け救い出すかの究極の選択を迫られていた―。そんな中、恐竜行動学のエキスパート、オーウェン(クリス・プラット)はテーマパークの運営責任者だったクレア(ブライス・ダラス・ハワード)と共に、恐竜を救い出すべく行動を起こす事を決意、島に向かったその矢先、火山は大噴火を起こし、生き残りをかけた究極のアドベンチャーが幕を開ける!

© Universal Pictures