カンヌ国際映画祭カメラドール受賞作『若い女』予告編

2017年のカンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)を受賞したフランス映画『若い女』の公開日が8月25日に決定し、併せて予告編がお披露目となった。

本作は、10年付き合った恋人に別れを告げられた31歳の女性ポーラが、自分の居場所をもとめてパリを彷徨うコメディタッチのドラマ。本作でデビューを飾る監督のレオノール・セライユは、2013年にフランス国立映画学校の卒業制作として書いた脚本をもとに完成させ、見事2017年カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)を受賞し、さらにフランスで最も権威のある映画賞セザール賞にもノミネートされた。主演のレティシア・ドッシュは、パリ中をエネルギッシュに動き回る主人公ポーラを体現し、リュミエール賞最有望女優賞に輝いた。

公開された予告編では、恋人に振られたヒロイン・ポーラがドアに頭突きをする衝撃のシーンから幕を開け、ニューウェーブ調のオリジナル・サウンドトラックが流れる中、強烈なキャラクターを持つポーラが相棒の白い猫とともに、自分の居場所を求めてパリをさまよう様子が、テンポよく映し出される。彼女が周りの人々を巻き込みながら、どんな未来へと向かうのか、興味を引きつける予告編となっている。

『若い女』
8月25日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国順次ロードショー
監督・脚本:レオノール・セライユ
出演:レティシア・ドッシュ グレゴワール・モンサンジョン スレマン・サイエ・ンディアエ
配給:サンリス

【ストーリー】 フランス、パリ。31歳のポーラは、10年付き合った年の離れた恋人に突然捨てられる。お金も、家も、仕事もないポーラは途方に暮れ、苦しまぎれに恋人の飼い猫ムチャチャを盗む。猫を連れてきたことで、居候先の友人宅からも、安宿からも追い出され、実家に戻ろうとするも、疎遠だった母親からは拒絶されてしまう。パリにはポーラの居場所などなかったのだ。なんとか住み込みのベビーシッターのバイトを見つけ、ショッピングモールの下着屋でも働き始める。ようやく自分の居場所を見つけたかに思えたが…。

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