第八回下北沢映画祭コンペティション部門の受賞結果発表!

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(上段左から)日本映画専門チャンネル逆井氏、映画評論家・轟夕起夫氏、トリウッド代表/ポレポレ東中野プロデューサー・大槻貴宏氏、SPOTTED PRODUCTIONS直井卓俊氏、大森立嗣監督(下段左から)首藤凛監督(『加賀谷だけが好き』)、監督代理(『より道』脚本)、ふくだみゆき監督(『こんぷれっくす×コンプレックス』)、顧傑監督(『I CAN SEE YOU』)

10月8日(土)から開催されていた第八回下北沢映画祭の最終日、10日(月・祝)に行なわれたコンペティション部門で、ふくだみゆき監督の『こんぷれっくす×コンプレックス』がグランプリに輝いた。実写もアニメも両方手掛けているというふくだ監督は、ジャンル問わず応募できる同映画祭に、“わき毛”にまつわるフラッシュアニメを出品、「刺激的な作品がある中でグランプリをいただけてすごくうれしいです!」と受賞を喜んだ。

授賞式後、審査員と各作品の監督によるトークセッションも行なわれ、ゲスト審査員の大森立嗣監督は「自由な発想で何にも捕らわれない作品には刺激を受けた」など出品作を評価する一方、「全体的に自分が何者であるかということをやり過ぎている気がする。そういうことは観客は興味がないテーマ。誰かと向き合ったときにしか何かは生まれない。思いがけない出来事が起きたときに自分が何を思うのかという気持ちで脚本を書いたり、演出したりすることが映画を広げると思う。もう一歩他者に踏み込んだ作品にしてほしい。」と、映画の未来を担う参加者たちにエールを送った。

【受賞結果】
◆グランプリ『こんぷれっくす×コンプレックス』ふくだみゆき監督

◆準グランプリ『より道』たかひろや監督

◆審査員特別賞『I CAN SEE YOU』
審査員の議論が白熱し急遽設けられた特別賞!

◆観客賞『より道』たかひろや監督

◆日本映画専門チャンネル賞『加賀谷だけが好き』首藤凛監督

グランプリ『こんぷれっくす×コンプレックス』の予告編はこちら。