スペインの新鋭カルラ・シモン監督が描く、少女の特別なひと夏の物語『悲しみに、こんにちは』予告編

ベルリン国際映画祭、ゴヤ賞(スペインのアカデミー賞)などで新人賞に輝き、第90回アカデミー賞にてスペイン代表にも選出された映画『悲しみに、こんにちは』の公開日が7月21日に決定し、併せて予告編がお披露目となった。

本作は、美しいカタルーニャを舞台に、無邪気さと繊細さをあわせ持つ思春期前の少女の特別なひと夏を描く。本作で長編デビューを飾るスペイン出身のカルラ・シモン監督が、自身の子供の時の体験や記憶を元に、繊細さと無邪気さを併せ持つ少女の心の動きを見事に表現した。シモン監督は、第71回カンヌ国際映画祭にて、映画界で活躍する女性を称え、業界における男女平等の必要性を訴える「ウーマン・イン・モーション」のヤング・タレント・アワードを受賞した。

『悲しみに、こんにちは』
7月21日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開
監督・脚本:カルラ・シモン
出演:ライラ・アルティガス パウラ・ロブレス ブルーナ・クッシ ダビド・ヴェルダグエル フェルミ・レイザック
配給:太秦、ノーム

【ストーリー】 フリダは、荷物がダンボールに詰められるのを静かに見つめていた。その姿は、まるで母親が最後に残していった置物のようだ。両親を“ある病気”で亡くし一人になった彼女は、バルセロナからカタルーニャの田舎へ引っ越し、若い叔父夫婦の元で暮らすことになる。叔父と叔母、そして幼いいとこのアナは、家族の一員としてフリダを温かく迎え入れるが、新しい家族として暮らすには互いに時間がかかり…。

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