上川隆也 主演「連続ドラマW 真犯人」小泉孝太郎、内田有紀、高嶋政伸らが追加キャストに決定!

江戸川乱歩賞受賞作家・翔田寛の同名小説を、主演に上川隆也を迎えてドラマ化した「連続ドラマW 真犯人」がWOWOWにて9月23日より放送されることが決定し、併せて、追加キャストとして小泉孝太郎、内田有紀、高嶋政伸ほかが発表された。

本作は、昭和49年と平成20年に起きた2つの殺人事件が交差して、未解決のままだった幼児誘拐事件の真相に迫る捜査ミステリー。上川は主人公・重藤成一郎の20代・40代・60代を演じ分け、昭和から平成の時代をまたぎ“真犯人”を追求する真摯な刑事役を熱演する。監督はWOWOW×東海テレビ共同製作連続ドラマ「犯罪症候群」シリーズの村上正典、脚本は「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」、TVドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」などの池田奈津子が担当。そして音楽は、TVアニメ「東京喰種トーキョーグール」をはじめ、「犯罪症候群」シリーズ、映画『いぬやしき』、『BLEACH』などを手がけるやまだ豊が務める。

今回発表された追加キャストは実力派が集結した。主演の上川隆也とは「連続ドラマW 沈まぬ太陽」以来の本格的な共演となる小泉孝太郎は、昭和と平成の2つの事件の真相解明に奮闘する刑事・日下悟を熱演。また、WOWOWの連続ドラマWに初出演かつ上川隆也とドラマ初共演を果たす内田有紀は、弟の誘拐殺人事件によって軋轢が生じた家族の絆をふたたび取り戻そうとする健気な姉・尾畑理恵を演じ、ドラマに華を添えている。そして、未解決事件という汚名を残さぬよう重藤に重圧をかける、冷徹で出世欲の強い静岡県警・本部長の榛康秀役に高嶋政伸。さらに、誘拐事件を再捜査する昭和の刑事に甲本雅裕、田中要次、浜田学、森岡龍、清水伸、でんでん。その他にも長野里美、モロ師岡、近藤芳正、尾美としのり、北見敏之が出演する。過去の捜査の矛盾点、目撃証言のあいまいさ、年月と共に変化する記憶、思い込み捜査の怖さ、そして容疑者の嘘を見抜く捜査員の力と、警察ドラマ本来の持ち味である捜査から見えてくる謎解きの面白さが存分に描かれる。

追加キャスト コメント

■小泉孝太郎(日下悟役)
Q:昭和と平成の2つの事件の真相解明に奮闘する刑事・日下悟役の印象を教えてください。

小泉:日下は平成の時代を生きながら、昭和の雰囲気を持っている男だと思います。
重藤さん(上川隆也)、辰川警部補(でんでん)と、どこか性格も重なる所があるような人間のように思いました。清々しさを感じる実直な男だと感じたので、そこの部分を大事に演じました!

Q:上川さんとは「連続ドラマW 沈まぬ太陽」以来、約2年ぶりの共演となりました。今回の撮影で印象に残っていることを教えてください。

小泉:上川さんとのラストシーンはとても印象に残っています。ドラマでのラストシーンでもあり、この作品のラストにぴったりの天気に恵まれ、上川さんも「良い作品というのはこういう天候等も味方してくれるし、ラストはとても良いシーンだよね」と話して下さり、僕もしばらくこのラストシーンの上川さんとの撮影は何日経っても良い余韻が残っていました。

Q:視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

小泉:重藤さん、辰川さん、特別捜査班の皆さんが向き合った、昭和のある事件への執念と無念、その想いが昭和から平成を生きる刑事達に引き継がれ、真犯人に近づいていきます。昭和を生きてきた刑事、平成の時代を生きている刑事が1つになります。昭和、平成という時代を感じながらこの事件に関わった刑事達の執念を見届けて頂きたいです。

■内田有紀(尾畑理恵役)
Q:昭和に起きた誘拐事件の遺族・尾畑理恵の約20年間を演じられた印象をお聞かせください。

内田:尾畑理恵と言う女性は、周りに翻弄され続ける哀しい運命を背負う女性でした。彼女の長い歳月の葛藤を演じながら日々感じていましたので、少しでも彼女が救われて欲しいと心から思いました。

Q:WOWOW連続ドラマWに初出演となりましたが、撮影で印象に残っていることを教えてください。

内田:今回ドラマWに初出演ということでWOWOWのドラマは脚本の素晴らしさや映像の美しさ、骨太な作品作りが大好きでよく拝見させて頂いていたのでとても嬉しかったです。上川さん、小泉さんと共に、富士山をバックにこのドラマを象徴する素晴らしいクライマックスのシーンを撮影できたと思います。天候など困難な撮影でしたが、本当に印象的で空気感のあるシーンになったと思っております。

Q:視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

内田:真相に辿り着くまでの展開に引き込まれて最後まで楽しんで頂ける作品になっていると思います。是非ご覧ください。

■高嶋政伸(榛康秀役)
Q:昭和の誘拐事件の時効1年前、重藤に再捜査を命じた静岡県警本部長の榛康秀という役の印象を教えてください。

高嶋:昭和の文語体がそのまま人間になった様な人物。付き合い難く、常に相手を注意深く観察し、己の出世や名誉欲を満たす為なら、どこまでも非情になれる非人間的で孤独な男だと思います。

Q:上川さんとは「連続ドラマW 沈まぬ太陽」以来、約2年ぶりの共演となりました。今回の撮影で印象に残っていることを教えてください。

高嶋:雨の中でのシーンが印象に残っています。待ち時間、二人でストーブにあたり、ほとんど会話も交わさずに役の気持ちを大切に過ごしました。とても静かな良い時間でした。

Q:視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

高嶋:「真犯人」は誰か?それを探り当てるまでのリアルな人間たちの姿をじっくり観て頂きたいです。

「連続ドラマW 真犯人」
WOWOWプライムにてて9月23日(日)夜10時放送スタート(全5話) ※第1話無料放送
監督:村上正典
原作:翔田寛「真犯人」(小学館刊)
脚本:池田奈津子
音楽:やまだ豊
出演:上川隆也 小泉孝太郎 内田有紀 甲本雅裕 田中要次 浜田学 森岡龍 清水伸 長野里美 モロ師岡 近藤芳正 尾美としのり 北見敏之 でんでん 高嶋政伸

【ストーリー】 平成20年、静岡県の国道高架下で東京の中古車販売店経営者・須藤勲の殺人事件が発生。須藤の身辺を調べる静岡県警富士裾野署の刑事・日下悟は、須藤が昭和49年に離婚した妻との間にできた当時静岡在住の幼い息子・尾畑守を誘拐事件で亡くしていることを知る。この誘拐事件は時効成立の1年前となる昭和63年に、静岡県警・本部長の榛康秀の指示により特別捜査班を編成。ノンキャリアながら警視にまで昇進した重藤成一郎(上川隆也)が管理官となり、有能な刑事6人を率いて再捜査が行われていた。それから20年後に東京在住の須藤が静岡で殺されたことを不可解に感じる日下は、昭和の幼児誘拐殺人事件を掘り下げることが須藤殺害の解明につながると直感し、警察から離れて久しい重藤を訪ねて事件解決の手がかりを探る。さらに、日下は尾畑守の遺族である母親の尾畑小枝子や姉の尾畑理恵にも接触、次第に真犯人へと近づいていく。