フジコからのコメントも!ドキュメンタリー映画『フジコ・ヘミングの時間』予告編&ポスタービジュアル

コンサートを開けば即完売し、“最もチケットが取りにくいピアニスト”と言われる、フジコ・ヘミング初のドキュメンタリー映画『フジコ・ヘミングの時間』が6月16日に全国ロードショーとなる。このほど、本作の予告編とポスタービジュアルがお披露目となり、併せてフジコ・ヘミングから本作の観客へメッセージが寄せられた。

本作は、世界をめぐるフジコを2年間にわたって撮影した初のドキュメンタリー映画で、ワールドツアーの演奏とその裏側、世界中にある美しい自宅、愛する猫たち犬たちとの暮らし、恋の話など、彼女の素顔を解き明かす。また、フジコの人間性と音楽、知られざるヒストリーに迫り、幼少時に別れたスウェーデン人の父への複雑な想い、ピアニストの母からの厳しいレッスン、ハーフへの差別、貧しい留学生活、音楽の成功を目前にした聴力の喪失などが、撮影中のインタビューと少女時代の絵日記を通して語られる。

さらに、2017年12月1日に東京オペラシティで行われたソロコンサートの「ラ・カンパネラ」をほぼフルバージョンで収録。5分におよぶそのシーンの中で、生きざまがにじみ出るような圧巻の演奏を聴かせる。

■フジコ・ヘミング 本作の観客へのメッセージ
この映画は、私のありのままの姿をとらえていますので、死んでから発表してほしいと思うぐらい実は恥ずかしいんです。我ながら人の目も気にせず、好きなように生きていますね(笑)。小松監督の映像は素晴らしく、これは私なのかなとおもう素敵なシーンも多くて嬉しいです。最後の最後まで、楽しんでご覧いただければと思います。

『フジコ・ヘミングの時間』
6月16日(土)、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー
監督:小松莊一良
出演:フジコ・ヘミング
配給:日活

【作品概要】 60代で世界に見いだされた奇跡のピアニスト、フジコ・ヘミング。いくつになっても夢を追い求める、彼女の今、そして未来を解き明かす。コンサートを開けば即完売、チケットがとれないと言われるピアニスト フジコ・ヘミング。その情感あふれるダイナミックな演奏は多くの人の心をとらえ、“魂のピアニスト”と呼ばれている。本作では、聴力の喪失など苦難を乗り越え、どんな時も夢をあきらめなかった彼女の人間性と音楽を見つめる。数奇な人生を歩む彼女の“今”には、生きるヒントがたくさんつまっている。世界を巡るフジコに密着した初のドキュメンタリー映画となる。心震えるワールドツアーの演奏、自宅で愛する猫たちに囲まれて暮らす姿など、本作でしか見られないフジコ・ヘミングの素顔に迫る。

©2018「フジコ・ヘミングの時間」フィルムパートナーズ