英国首相チャーチルのノルマンディー上陸作戦決行までの96時間 『チャーチル ノルマンディーの決断』晩夏公開決定!

“歴史上最も偉大なイギリス人”と尊敬されている英国首相ウィンストン・チャーチルのノルマンディー上陸作戦決行までの96時間を追ったヒューマンドラマ「Churchill」(原題)が、邦題『チャーチル ノルマンディーの決断』として、2018年晩夏より公開されることが決定した。

本作の舞台は、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』の4年後にあたる第二次世界大戦。英国首相チャーチルは、第一次世界大戦で自ら計画し遂行した“ガリポリの戦い”で約50万人もの死傷者を出したことで、ノルマンディー上陸作戦を遂行しようとする連合国軍と真っ向から対立する。最愛の妻クレメンティーンとのすれ違い、心を許しあえる唯一の友と呼べる英国王ジョージ6世との確執という、最大の作戦直前に最大の困難に直面したチャーチルは、歴史に残る重い決断を下す。

ウィンストン・チャーチルを演じるのは、『ボーン・アイデンティティー』『ゾディアック』などの名優ブライアン・コックス。オスカー受賞のゲイリー・オールドマンとは一線を画す演技で、猫背で杖を突く立ち姿や葉巻を吸う仕草などの外見もメイクアップ無しで完璧にマスターし、苦渋の決断に迫られるチャーチルの内面を繊細に体現する。また、チャーチルを支え、叱咤激励する妻にミランダ・リチャードソン。チャーチルに怯えながらもタイプを器用に打ち、認められていく秘書にエラ・パーネル、チャーチルと対立するアイゼンハワー連合国軍最高司令官にジョン・スラッテリーが扮する。監督は、『レイルウェイ 運命の旅路』のジョナサン・テプリツキーが務める。

『チャーチル ノルマンディーの決断』
晩夏、有楽町スバル座、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督:ジョナサン・テプリツキー
音楽:ローン・バルフェ
出演:ブライアン・コックス ミランダ・リチャードソン ジョン・スラッテリー
配給:彩プロ

【ストーリー】 1944年6月、第二次世界大戦中のイギリス“ダンケルク救出作戦”から4年、英国首相ウィンストン・チャーチルは、ナチス・ドイツ占領下の北西ヨーロッパに侵攻する“ノルマンディー上陸作戦”の遂行に反対していた。第一次世界大戦中の1915年、自らの計画で遂行した“ガリポリ上陸作戦”で50万人もの死傷者を出した惨敗が繰り返されることを恐れていたからだった。チャーチルは英国王ジョージ6世が同席する前で、この作戦を率先して推し進める連合国軍最高司令官であるアイゼンハワーに真っ向から反対意見を述べる。しかし意見は却下され、チャーチルは遂行阻止のために奔走することになるが、すでに連合国軍はイギリス南岸に100万人もの兵士を配備していた。守るべき、国の勝利と若い兵士たちの命。首相としての使命と戦争の重責に苦悩するチャーチル。秘書に八つ当たりをするなどチャーチルの行動に心が離れそうになりながらも懸命に支え続けていた妻クレメンティーンの愛情あふれる行動が、チャーチルの心に深く刺さる。1944年6月6日午前6時。チャーチルの国民を勇気づける演説が始まった。

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