シリーズ最終章『メイズ・ランナー:最期の迷宮』ディラン・オブライエンらキャストのオーディション映像

全世界で大ヒットしたサバイバル・アクション『メイズ・ランナー』シリーズの完結編『メイズ・ランナー:最期の迷宮』が6月15日に公開となるのに先立ち、主演のディラン・オブライエンを始めとするキャストたちのオーディション映像がお披露目となった。

映像は、主人公トーマス役のディラン・オブライエン、ミンホ役のキー・ホン・リー、ニュート役のトーマス・ブロディ=サングスターら、童顔の3人が初々しく自己紹介するところから始まる。シリーズ全作で監督をつとめたウェス・ボール監督は「キャスト全員にピンと来た。主人公のディラン以外はね」と意味深なコメント。主役に抜擢したディランにピンと来なかった理由を、「ジェルでガチガチに固めた髪で別の撮影から直行したんだ。今見るとヤバい」とディラン本人が説明し、当時のオーディション映像の初々しい自分を見て大爆笑する。監督は「髪型を直したらハマった。シリーズの星だよ」と付け加えている。

「テレサ役はカヤに即決だった。テレサそのものだと思ったよ」とボール監督。しかし、カヤ・スコデラリオ本人は「自信はまったくなかった。(オーディションを受けた後)ダメだと思って、泣きながら帰ったわ。悔しくて、すぐやけ食いした」と笑顔で当時を振り返る。フライパン役を演じたデクスター・ダーデンも「人生最悪の大失敗だったと落ち込んでいた」と、オーディション時は全く手ごたえを感じられなかったが、「翌日エージェントから電話があり、合格したと聞いて信じられなかった」と当時の喜びを振り返る。

『ラブ・アクチュアリー』でリーアム・ニーソンの息子役をつとめ、名子役として知られるニュート役のトーマス・ブロディ=サングスターについては、ボール監督は「不思議な魅力を感じた」と語る。続けて、監督が「完璧だった」と評するミンホ役のキー・ホン・リーは、「すべては監督のおかげ」だと信頼を寄せている。

「彼らはシリーズを通して成長した。キャストに恵まれたよ」と話すボール監督は、第1作の撮影前にはキャストたちを招いてブートキャンプを行い、俳優たちの仲間意識を育てるところから始め、本シリーズの核となる、仲間の友情を最も大事にして、世界的なメガヒットシリーズを生み出した。そして、シリーズの顔となるトーマスを演じたディランが「最高の作品ができる予感が的中したね」と締めくくっている。

『メイズ・ランナー:最期の迷宮』
6月15日(金)より全国ロードショー
監督:ウェス・ボール
原作:ジェイムズ・ダシュナー(角川文庫)
出演:ディラン・オブライエン カヤ・スコデラリオ トーマス・ブロディ=サングスター キー・ホン・リー パトリシア・クラークソン ローサ・サラザール
配給:20世紀FOX映画

【ストーリー】 巨大迷路“グレード”を3年がかりで攻略し、脱出したトーマスたちは、灼熱の砂漠で凶暴化した伝染病感染者“クランク”と闘いながら決死のサバイバルを経験。自分たちが人類を滅ぼす伝染病対策のための人体実験サンプルである事実を知る。サンプルを求める秘密組織「WCKD(ウィケッド)」によって、仲間のミンホが捕らわれてしまうのだった。ミンホを奪還するために、トーマスと仲間たちは伝説のメイズに逆侵入することを決意するのだが…。

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