リチャード・リンクレイター監督最新作『30年後の同窓会』予告編&ポスタービジュアル

『6才のボクが、大人になるまで。』で世界の賞レースを席巻したリチャード・リンクレイター監督最新作『30年後の同窓会』が、6月8日より公開となる。このほど、本作の予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、妻に先立たれ、さらに戦地で最愛の息子を失い悲しみに暮れるドクと、30年間音信不通だった戦友・サルとミューラーとの旅を描くロードムービー。スティーヴ・カレル、ブライアン・クランストン、ローレンス・フィッシュバーンという、それぞれアカデミー賞主演男優賞ノミネート経験を持つ名優達が集結し、2005年に刊行されたダリル・ポニックサンによる小説を、『6歳のボクが、大人になるまで。』のリチャード・リンクレイター監督が12年の構想を経て映画化した。

予告編は、妻に続いて息子を亡くした傷心のドクが30年ぶりに友人たちを訪ね、亡くなった息子を故郷に連れ帰る旅への同行を依頼するところから始まる。最初は戸惑いながらも徐々に心を通わせ合い、息子の遺体を運ぶ悲しい旅ではあるものの、強い絆で結ばれた3人が織りなす他愛の無い掛け合いやユーモアが溢れ出し、心温まるシーンがちりばめられている。鉄道のアムトラックとアメリカ東海岸の風景が映画に馴染み、音楽はMondo Cozmoの「Shine」とニール・ヤングの「Old Man」がしっとりと流れ、田口トモロヲによるナレーションが優しさを醸し出す。

ポスタービジュアルは、3人が演じるキャラクターの関係性を彷彿とさせる楽しげなワンシーンが切り取られ、温かな雰囲気を感じさせるビジュアルとなっている。

『30年後の同窓会』
6月8日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他、全国ロードショー
監督・脚本:リチャード・リンクレイター
原作・脚本:ダリル・ポニックサン「LAST FLAG FLYING」
出演:スティーヴ・カレル ブライアン・クランストン ローレンス・フィッシュバーン
配給:ショウゲート

【ストーリー】 男一人、酒浸りになりながらバーを営むサル(ブライアン・クランストン)と、破天荒だった過去を捨て今は牧師となったミューラー(ローレンス・フィッシュバーン)の元に、30年間音信不通だった旧友のドク(スティーヴ・カレル)が突然現れる。2人にドクは、1年前に妻に先立たれたこと、そして2日前に遠い地で息子が戦死したことを2人に打ち明け、亡くなった息子を故郷に連れ帰る旅への同行を依頼する。バージニア州ノーフォークから出発した彼らの旅は、時にテロリストに間違われるなどのトラブルに見舞われながら、故郷のポーツマスへと向かう―。30年前に起きた“ある事件”をきっかけに、大きく人生が変わってしまった3人の男たち。仲間に起きた悲しい出来事をきっかけに出た再会の旅。語り合い、笑い合って悩みを打ち明ける旅路で、3人の人生が再び輝き出す。

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