ジョージ・クルーニー監督 × マット・デイモン『サバービコン 仮面を被った街』50年代アメリカの世界観を彩る衣装写真

ジョージ・クルーニー監督、ジョエル&イーサン・コーエン脚本による『サバービコン 仮面を被った街』が5月4日より全国ロードショーとなる。このほど、本作の世界観を彩る衣装が印象的な場面写真がお披露目となった。

場面写真は、ジュリアン・ムーア演じるマーガレットがスーパーに働きに出る場面、葬式に出席する場面、自宅の庭先で何かを怪訝そうに見つめる場面、街中をニッキー(ノア・ジュープ)と歩くシーンが切り取られているほか、サバービコンに住む女性たち、サバービコンに新たに越してきたマイヤーズ家のデイジー(カリマー・ウェストブルック)の様子を捉えている。

Aラインのワンピースやサーキュラースカートといった50年代当時の古き良きアメリカ・カルチャーを感じさせる衣装を担当したのは、『ノーカントリー』や『シリアスマン』、『トゥルー・グリット』などのコーエン兄弟作品の衣装に関わってきたジェニー・イーガン。イーガンは、今回の衣装に関して「シアーズ百貨店のカタログなどをみたが、カタログでは皆おしゃれしている。でも、映画では着慣れた感じにしてリアリティをもたらさないといけないので、おしゃれな感じを抑えつつ作った」とヴィンテージのカタログを参照して衣装作りに取り組みつつも、リアリティを追求したことを明かしている。

さらに、マット・デイモン演じるガードナー・ロッジの妻ローズと、脚の不自由なローズのために家事を手伝っている双子の姉・マーガレットの二役を演じたジュリアン・ムーアの衣装に関しては、「当初、ローズの衣装は50年代の古典的な主婦風のコンサバなものと思ったのだが、ジュリアンと話していくうちに、洋服に気を遣わなくなった雰囲気を出すことにした。対してマーガレット(今回解禁された写真のジュリアンはすべてマーガレット)の衣装はより若々しく、男性の気を惹きたい、視線を集めたいという気持ちの現れる衣装にしている」と、イーガンはジュリアン・ムーアと話し合いながら決めていったと語っている。

『サバービコン 仮面を被った街』
5月4日(金)、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:ジョージ・クルーニー
脚本:ジョエル&イーサン・コーエン ジョージ・クルーニー グラント・ヘスロヴ 
出演:マット・デイモン ジュリアン・ムーア オスカー・アイザック
配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
 
【ストーリー】 明るい街、サバービコンへようこそ!そこはアメリカン・ドリームの街。しかし、そこに住むロッジ家の生活は、自宅に侵入した強盗により一転。一家の幼い息子、ニッキーの運命は予想もつかない方向へ…。時を同じくして、この町に引っ越してきた黒人一家の存在が、笑顔溢れるニュータウンの住人たちのドス黒い一面をあぶりだす。街の人々と家族の正体にただ一人、気がつくニッキー。事件は、想像を超える結末へと急展開する。果たして、幼いニッキーの運命は?サバービコンの行く末は!?

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