『ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~』ジェイク・ギレンホールらのインタビューを収めた特別映像

ジェイク・ギレンホールが主演とプロデュースを務め、ボストンマラソン爆弾テロ事件で“ボストンのヒーロー”と呼ばれた男の真実の物語を描いた映画『ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~』が5月11日より公開となる。このほど、主演のジェイク・ギレンホールら出演者やスタッフ、モデルとなったジェフ・ボーマン本人のインタビューが収められた特別映像第1弾が公開された。

本作は、2013年に起こったボストンマラソン爆弾テロ事件の被害にあった、ジェフ・ボーマンの実話を映画化。特別映像では、本編映像や撮影現場の映像に加え、出演者やスタッフ、モデルとなった本人たちのインタビューが盛り込まれている。主演のジェイク・ギレンホールは「これはテロの映画ではない。もっと大切なものを伝えている」、デヴィッド・ゴードン・グリーン監督は「メディアが伝えない、事件の本質を描いている」と語り、この映画が人間ドラマであり、家族の物語であることを強調している。また、本編の主人公となったジェフ・ボーマンについて、ジェイクは「生存能力と謙虚さがあり、ユーモアがある」、プロデューサーのリヴァ・マーカーは「思った以上に明るくてユーモアがあって人間味があった」と語るように、大きな悲劇にあった彼の意外な性格にキャストとスタッフは驚いているようだ。

モデルとなった実在のジェフ・ボーマンもインタビューに登場し、「僕の人生はこの4年間ですっかり変わったよ。義足で一から歩き方を覚えるというのは本当にとても辛いことだ。でも嬉しいことも人生にたくさん起こった。3歳の僕の娘は僕の人生の光だ」と、人生の転機を前向きに受け止めようとしている姿勢、そして自身にとって何が支えとなったのかを伝えている。

そして、この物語の“もう一人”の主人公が町そのものであることにも気付かされる。監督は「この作品をボストンが誇りに思うようなものにしたかったんだ」、ジェイクも「僕たちにとってボストンで撮影を行うことがとても重要だった。この映画を撮影するのに他にふさわしい場所は考えられなかった。できることは全てやったし、ボストンという町がどれくらい素晴らしい場所か、ボストンの人々がどんなに素晴らしい心を持っているか世界中の人々に伝わればいいな」と、2013年に“ボストンストロング”を合言葉に、ワールドシリーズを制したボストン・レッドソックスやボストン・ブルーインズの試合で結束するボストン市民の映像と共に、復興したボストンという町への熱い想いを表現している。

この映画のテーマについて、ジェイクは「絶望的な環境でも、乗り越えることができる。それがこの映画のテーマだよ」と困難に打ち勝ったジェフを称え、ジェフは「僕はヒーローじゃない。いつも最前線で命をかけている警察官や消防士、救急医療士が真のヒーローだ。僕はただの生存者に過ぎないよ」と自分を救ってくれた周りの人たちへ感謝を述べている。

『ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~』
5月11日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン
脚本:ジョン・ポローノ
出演:ジェイク・ギレンホール タチアナ・マスラニー ミランダ・リチャードソン クランシー・ブラウン
配給:ポニーキャニオン

【ストーリー】 ボストンに暮らすジェフ・ボーマンは元彼女のエリンの愛情を取り戻すため、彼女が出場するマラソン会場に応援に駆け付けるが、ゴール地点付近で爆弾テロが発生。巻き込まれたボーマンは爆発で両足を失ってしまう。意識を取り戻したボーマンは爆弾テロリストを特定するために警察に協力。ボーマンの証言を基に犯人が特定されると、ボーマンは一躍、“ボストンのヒーロー”として世間の脚光を浴びるが、彼自身の再生への戦いはまだ始まったばかりだった―。

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