松坂桃李「頭脳も身体も大人の男が事件に巻き込まれます(笑)」映画『娼年』女性限定上映会 舞台挨拶レポート

2001年の直⽊賞候補になり、性の極限を描いたセンセーショナルな内容が話題を呼んだ⽯⽥⾐良の恋愛⼩説「娼年」が、2016年の舞台と同じ松坂桃李×三浦⼤輔のコンビで映画化され、4月6日より公開中。それを記念し、4月15日、TOHOシネマズ 日比谷にて女性限定上映会舞台挨拶が行われ、主演の松坂桃李が登壇した。

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女性で満席となった会場に登場した松坂は、「これはハードプレイですね。結構アウェイ感が。唯一の救いがマスコミの(男性の)方ですよね(笑)」と照れくさそう。4月6日に公開された本作は連日満席で、この日も渋谷と新宿の劇場も満席との報告を受け、「すごいですね!本当に満席なんですか? 『コナン』じゃなくて?」と現在公開中の大人気劇場アニメのタイトルを出し、信じられないという表情を見せた。

本作はR18指定作品ということで、テレビの番宣も制限されたという松坂。「今回に至っては、鶴瓶さんとちょっと話して、徹子さんのお部屋におじゃましたぐらいで(笑)。だから皆さんの支えで広まっているんだなと強く感じています」と客席に感謝。続けて撮影でのエピソードを聞かれると、「まず三浦監督が芝居が上手い。監督が女性役をやった時は『松坂くんが、こうで、こういう感じでさあ…』って(笑)」と、実際に松坂と抱き合いながら演出していたことを明かし、会場からは女性の恥ずかしそうな悲鳴が上がった。

最後に松坂は、「スタッフさんに聞いたところ、『娼年』と『コナン』を一緒に見る人が多いそうです。なぜだろう(笑)。こっちは頭脳も身体も大人の男がいろいろな事件に巻き込まれていくんですけども(笑)」とジョークで会場を笑わせつつ、「たくさんの人が観ていることを聞きまして、皆様のおかげだと思っております。心から感謝を言いたいです、本当にありがとうございます」と客席に深々と頭を下げてイベントは終了した。

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『娼年』
4月6日(⾦) TOHOシネマズ 新宿 他 全国ロードショー中
監督・脚本:三浦⼤輔
原作:石田衣良「娼年」(集英社⽂庫刊)
出演:松坂桃李 真飛聖 冨手麻妙 猪塚健太 桜井ユキ ⼩柳友 ⾺渕英⾥何 荻野友⾥ 佐々木⼼⾳ ⼤谷麻⾐ 階⼾瑠李 ⻄岡德⾺ 江波杏⼦
配給:ファントム・フィルム

【ストーリー】 主⼈公の森中領(もりなかりょう)は東京の名門⼤学⽣。⽇々の⽣活や⼥性との関係に退屈しバーでのバイトに明け暮れる無気⼒な⽣活を送っている。ある⽇、領の中学校の同級⽣で、ホストクラブに勤める⽥嶋進也(たじましんや)が、美しい⼥性をバーに連れてきた。⼥性の名前は御堂静⾹(みどうしずか)。「⼥なんてつまんないよ」という領に静⾹は“情熱の試験”を受けさせる。それは、静⾹が手がけるボーイズクラブ、「Le Club Passion」に入るための試験であった。入店を決意した領は、その翌⽇に静⾹の元を訪れ、娼夫「リョウ」として仕事を始める。最初こそ⼾惑ったが、娼夫として仕事をしていくなかで、⼥性ひとりひとりの中に隠されている欲望の不思議さや奥深さに気づき、⼼惹かれ、やりがいを⾒つけていく。

(C)⽯⽥⾐良/集英社 2017 映画『娼年』製作委員会