服部彩加&小柳友が撮影地・川口に感謝!『ANIMAを撃て!』舞台挨拶レポート

コンテンポラリーダンスを通して一人の女性が成長していく姿を描き、2017年「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」のオープニングを飾った映画『ANIMAを撃て!』が3月31日より公開中。4月7日、埼玉県での初日を記念してMOVIX川口にて舞台挨拶が行われ、主演の服部彩加、小柳友、そして本作の脚本・監督を務める堀江貴大が登壇した。

服部は、「撮影地である川口でいよいよ封切りされ、嬉しいです。感謝の気持ちでいっぱいです。本作品でコンテンポラリーに出会う前は、『ダンス=形をつくるもの、型があるのが踊り』だと思っていましたので、“型のないダンス”に苦労しました。今後は、私は競技ダンスをやっていることもあって体を動かすことが好きなので、アクションに挑戦してみたいです」と撮影地への感謝を述べながら、今後チャレンジしたいことを語った。

小柳は、「川口での初日に、たくさんの方に来場していただき光栄です。口笛を吹くシーンが大変でしたね。書き下ろしの曲の中に既に口笛が入っていて、それを無理やり芝居に入れるのに苦労しました。ただ監督と僕は同い年なのですが、いろんなアイディアを出しながら、監督に提案しながらやりました」と、監督と二人三脚しながら演出に向き合えたシーンもあったことを話した。

堀江監督は、「撮影前も含め、半年間程何度も川口に足を運びました。撮影中はスキップシティに寝泊まりもしていました。コンテンポラリーは型がない、型を破ってこそのダンス。ブレイクスルーしなくてはならない大変さという点で、映画作りにも通じるなと思い勉強になりました。それから初演技にして初主演の服部さんに対しては、胸キュンのシーンがあり、同じセリフを何度も繰り返し言うんですけど、捉え方って人によって違うんだなと気付かされました。このシーンの撮影で、服部さんがどんどん変わっていく姿を目撃できたのが良かったですね」と、撮影でキャストと過ごし成長していけたことを明かした。

『ANIMAを撃て!』
3月31日(土)よりMOVIX川口、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー中
監督・脚本:堀江貴大
出演:服部彩加 小柳友 黒澤はるか 藤堂海 中村映里子 大鶴義丹
配給:アティカス

【ストーリー】 クラシックバレエカンパニー「BAN」に所属し、ダンサーとしての将来を嘱望されている果穂(服部彩加)は、留学支援のための試験に挑むものの、クラシックなダンスを踊る自分に違和感を抱いていた。「BAN」の主宰兼振付家の伴(大鶴義丹)にその気持ちを指摘されてしまった果穂は、ホールの倉庫から聞こえてくるリズミカルなドラムの音色に誘われる。その音の主は、ホール職員で元ドラマーの伊藤(小柳友)だった。伊藤は一次試験直前に倉庫の中でトウシューズを脱いで思いのままに踊る果穂の姿を目撃し、音楽への情熱を取り戻していた。ドラムを叩く伊藤の前で、ありのままの自分を表現したダンスを踊る果穂は、最終選考の自由演目を伊藤のドラム演奏で、クラシックバレエではなくコンテンポラリーダンスで挑むことを決意する。その方向転換に反対する伴やライバルダンサーの萌香(黒澤はるか)、その決断を後押しする果穂の姉・由美子(中村映里子)。果穂は迷いを断ち切るために「BAN」を退団し、伊藤と二人三脚で最終選考に臨もうとする。

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