原作・相場英雄 × 主演・椎名桔平「連続ドラマW 不発弾 ~ブラックマネーを操る男~」黒木メイサが出演&特報

社会の闇をえぐり出す題材で注目を集める相場英雄の小説「不発弾」を、主演に椎名桔平を迎えてドラマ化した社会派ヒューマンサスペンス「連続ドラマW 不発弾 ~ブラックマネーを操る男~」が、6月10日よりWOWOWにて放送開始となる。このほど、本作に黒木メイサが出演することが決定し、併せて特報映像がお披露目となった。

本作は、7年間で1500億円の「不適切会計」を発表した大手総合電機メーカー・三田電機産業の裏で暗躍するひとりの男と、彼を取り巻く人々の人間模様を描く。主人公の金融コンサルタント・古賀遼を演じるのは椎名桔平。貧しい炭鉱町で育ち東京の証券会社に入った古賀は、ある出来事を機に欲深い人間たちへの復讐を始め、証券業界ひいては経済界の影の立役者にのし上がっていく。

出演が決定した黒木メイサが演じるのは、古賀を追って不適切会計の真相を暴こうとする警視庁捜査二課管理官・小堀弓子。原作では小堀は男性の設定だが、ドラマでは女性のキャリア出身の若き管理官として描き、上司をはじめ周囲に止められても、大企業の巨額不適切会計の捜査に猛進する。このほか、政界ともパイプを持つ三田電機産業相談役・東田章三役に宅麻伸、和装小物店を営みながら古賀と暮らす内縁の妻・村田佐知子役に原田知世、そして古賀を証券マンに育て上げた元上司・中野哲臣役を奥田瑛二が演じ、実力派俳優が共演する。

【不発弾】黒木さま宣材カット

特報映像では、1500億円もの「不適切会計」が露呈した三田電機産業の記者会見を舞台袖から鋭い目線を送る古賀(椎名桔平)と、“コールマン”という異名をとる裏の仕事を専門にこなす謎の男を追う小堀(黒木メイサ)が映し出され、さらに東田(宅麻伸)、佐知子(原田知世)、中野(奥田瑛二)も登場し、重厚感溢れる映像に仕上がっている。

■黒木メイサ(小堀弓子役) コメント
Q:出演が決まった際の感想、脚本を読んだ時の印象
面白いと思うと同時に、日常的には使わない言葉や感情表現が多くて難しいなと思いました。自分の役を思い浮かべながら読んでいるときに「私にこの役を果たせるのか」という不安も持ちながらも、社会派ドラマにはすごく興味があるので、楽しく読ませていただきました。

Q:捜査二課第三知能犯捜査系管理官であり、三田電機と古賀遼を追う小堀弓子の印象
正義感が強くて、自分の信念を持っている女性だと思います。

Q:主演・椎名桔平との共演について感想
椎名さんとは2005年に舞台「調教師」で共演させていただいて以来の共演です。弓子は椎名さん演じる古賀を追う役で、常に古賀の写真を持っているのですが、現場で椎名さんをお見かけした際には役を引っ張って、つい目を逸らしてしまいました(笑)。古賀と対峙するシーンもあるのですが、椎名さんは役を通して緊張感を現場にもたらしてくれる方です。

「連続ドラマW 不発弾 ~ブラックマネーを操る男~」
6月10日(日)よりWOWOWにて放送スタート(全6話)
毎週日曜日 夜10:00 ※第1話無料放送
原作:相場英雄「不発弾」(新潮社刊)
監督:星野和成
脚本:田中眞一
音楽:林ゆうき
出演:椎名桔平 黒木メイサ 宅麻伸 原田知世 奥田瑛二

【ストーリー】 1500億円もの「不適切会計」が露呈した大手電機メーカー・三田電機産業の記者会見。狼狽する社長を裏で操るひとりの男がいた―金融コンサルタント・古賀遼(椎名桔平)。捜査二課の管理官・小堀弓子は、この「不適切会計」は「粉飾」であり、上場廃止にならないことに違和感を覚える。そんな中、三田電機の経営監査部長が自殺。直後、古賀は同社相談役・東田章三(宅麻伸)と密会する。小堀はこの自殺に事件性があると疑い始めていた。一方、内縁の妻・村田佐知子(原田知世)に優しい笑みを浮かべる古賀。この男は一体何者なのか?昭和52年―金と男にだらしない母親の下、貧しい炭鉱町で育った古賀。妹を東京に連れ出したい一心で、上司・中野哲臣(奥田瑛二)にノウハウをたたき込まれ、国民証券でのし上がっていくが―。数年後、ある出来事を機に始まった古賀の復讐は、日本経済の深い地層に「不発弾」として仕掛けられていく。